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秦氏の末裔・ラストサムライ/土御門兼嗣さん

土御門兼嗣さん/秦氏の末裔・ラストサムライ

▼はじめに

日矛

皆さんこんにちは。

今日のゲストの方は、土御門兼嗣さんという方なんですが、今まではほぼ世の中に出てこなかった、出てこられなかった方なんですよね。

このタイトルに書いているように、秦氏の末裔、ラストサムライということで、我々の全く知らないところで、世の中の重要なところに関わっていらっしゃる方なんですよ。

その方をゲストにお呼びして、今日は色々なお話を伺っていきたいと思います。土御門兼嗣さんです。よろしくお願いします。

土御門

よろしくお願いします。ありがとうございます。

日矛

最近、ぼちぼちYouTubeの方にも露出されるようになった、というお話なんですけれども・・・。

おそらく、土御門さんのことを古くから知っておられる方も、当然いらっしゃると思うんですが、初めての方も結構いらっしゃると思いますんで、まず簡単に自己紹介のお願いをして、よろしいでしょうか。

土御門

はい、分かりました。

私自身は、深草秦氏の子孫になりまして、肩書としましては第135世の祭司、統理職ということになりますね。

いわゆる秦氏の直系と言いますか、子孫の中でも一番真ん中にいる役付をさせていただいております。

よく秦と言うと1つの名前で言われますけれども、秦もいくつかに分かれていまして、特に深草、伏見の方の秦を率いて色々と活動をしております。よろしくお願いいたします。

日矛

はい、よろしく お願いします。

私も、自称天日矛を名乗っているんですけれども、遠いところの有名な人との繋がりがあるということで、結構自称で語る人はいると思うんですが・・・。

土御門さんの場合、それがすごく説得力があるのは今現在において、この秦の一族たる土御門家の立ち位置というものを踏襲されているところなんですよ。

でもここで国体に関わることや、そうしたキーになる深いところまでは、お話ができないということを、皆さんにご承知いただきたいと思います。

それはなぜかと言うと、実際に国を良き方向に向かわせるというお立場上、シークレットな部分はあるんですよね。我々はそれをアプローチしつつも、邪魔してはならないとも思っているんですよ。

私はこの前、土御門さんがいらっしゃる関西の方に実際お邪魔して、お話を色々と伺ってきました。それがなかなか面白くて、普通には聞けないようなお話をたくさん聞いてまいりました。

それで、ここの動画では、そうした国体に関わることをあからさまにするというよりも、土御門兼嗣という人物を深掘りして、そういう方が世の中にいらっしゃるんだということを、皆さんと情報共有していきたいと思います。

では早速ですけれども、最近本を出されたんですよね。私も読ませてただいたんですけれども、「サムライ開運法」と言う本ですね。

この本はなかなか奥深いんですよ。開運についてのお話を実践的にされているので、もちろんさらっと興味深く読むこともできます。が、そのバックボーンとしてはすごく深いところがあるんですよね。

この秦氏の一族という流れなんですけれども、実際にこの本にも書かれていますが、それを率いる統理としてのお立場ということで、色々と幼い頃から自分の意思と反して、帝王学的なものを学ばれてきたそうですね。

土御門

そうです。

日矛

その辺の話から、少しお伺いしていいですか。

▼修業時代

土御門

はい、そうですね。

幼少期から、結構武術とかをやっていました。1番記憶にあるのは、3歳ぐらいから何かしら少しづつ、体の使い方を遊びの中を通してやっていたということですね。

それが、小学校5、6年ぐらいまで続きました。それから若干、武術に関して本格的な鍛錬と言いますか、訓練に入っていくというところですね。

ただ、道場に通ったわけではありません。これもまた、よく面白いと言われるんですけれども、先代の代理と言われていた2人組のご老人ですね。 そのお2人が頻繁に昔から家に出入りしていたものですから、普通の親戚のおじさんだと思っていたんです。

けれどもある時から、犬を連れて一緒に散歩に行くようになりました。

今はできませんけれども当時は田んぼがいっぱいありましたから、散歩に行って犬を放して、その犬が遊んでいる最中に、こちらは色々とそのお2人から話を聞いたり、徐々に少し組んでみようかということで、武術の受け身を取ってみたりというのが、毎日のように始まりました。それが、大体小学校5、6年ぐらいからですね。

当時は彼らが武術ができるため、遊びの中から少し試されているのかな、という感じでした。

それが、高校卒業ぐらいまで続くという感じですかね。ですから、気がつけばそういった話、あるいは体術や武術を全部叩き込まれたという流れです。

▼古神道と陰陽道と体術

日矛

今出てきました「体術」というキーワードですね。この書籍の中にも、体術のことについて少し書かれているんですけれども、体術というのは身体を極めて、その人間を最大限に引き出すということですよね。

それを、知らず知らずのうちにやっていたということですかね。

土御門

はい、そうです。

その当時は、剣道や林寺などの中華拳法が流行った時代なんですけれども、他の皆さんが道場に毎日一生懸命通っていた中で、本当に犬の散歩の中で、そういうものが入っていたという感じですね。

体術に関しては、少し先に触れさせていただくと、古神道と陰陽道と体術という3つがあって、この3つをひとつ習得するのが実はと言われる存在なんですね。その中でも一番大事なのは、体術というものになります。

日矛

「道」の方が少し格が上になりますけれども、「術」ということですね。

土御門

実はわざと1個落として表現しているんですが、本当は体道と言いたかったんですね。

でもそうすると、皆さんが体術をみんな欲しがってしまうんで、一族として1番大事なものを手放さないために、1個わざと落とした形で表示しています。

私は神主をやっていますから古神道が大事だと、皆さん表上思ってしまうんですよ。だから、国を守るためにわざと体術ということで、術に1個格を落としているんです。

日矛

今出てきた陰陽道というのは、いわゆる陰陽師がやるような術使いみたいなイメージがあって、それと体を極める、体を鍛えていくということがちゃんとセットになっていて、非常に理にかなっていますね。

土御門

そうですね。やはり術を使うにしても全部、体の器が大事なので。

ですから体を作り鍛え切ったら、実は少し多少雑でも叶っちゃうんですよね。そういう考え方です。

日矛

そのように、言ってみれば一子相伝に近いような立ち位置で、何代にもわたって受け継がれてきているというように、この本の中にも書いてあるんですけれども。

そうして天皇家を影ながら支えていくお役目を土御門家がされている、ということですよね。

▼土御門家のお役目

土御門

そうですね。

当時は本当にそういうことが全くわからない状態だったんですけれども、何かしらご連絡を頂いたり、人を介して天皇家、宮家のご相談を頂いたりということが多かったので・・・。

これは家を継いでから、はっきり分かった内容ですね。結局何だかんだずっと、天皇家の活動に関わっていたということが分かりました。

日矛

はい。それが今ここでテーマになっている、秦氏の末裔ということですね。

秦氏というのが、元々渡来系と言われているんですけれども・・・。渡来系の秦河勝ですね。彼が、聖徳太子の時代に表部隊に出てきて、天皇家を陰ながら支えていたと言われています。

そうしたことが、今もずっと変わらず続いているということですよね。

土御門

河勝とはあまり関連がありません。というのは、河勝だとすると、1000年ぐらいの時代になっちゃうんですよ。

要は川から流れてきて溺れた子供を助けた、というところから始まっていて、その川上の方に秦氏がいるんで、きっとこの子は秦氏の子どもに違いないと育てられて、結局秦の棟梁になっていくというできすぎた話なんですよ。

これは、実は天皇家の方が秦氏の実権を握ろうとした陰謀だ、と僕は考えているんですね。

元々その時代には、既にもういくつかに分かれていて、それぞれに頭領はいたもんですから、もっと古い時代から活動していたんです。けれども結局全部必ず言うことを聞くわけではないんでね。

こちらの意にそわないものは、反すると言いますか無視すると言いますか、そういう状態でしたから。より実権を握りたいという形で頭領を立てた、という感じですかね。それが河勝という方の存在だと、僕は解釈しています。

日矛

そうなんですね。

土御門

古い時代からずっと天皇家とは、大きい家として関わってきたところがありますんで、そういった主権の争いみたいなものが、その時代あったのかなと感じますね。

日矛

天日矛というのも何か似たような立場ですよね。ご存じですか?

土御門

お名前は。でも調べきれてないんで、ぜひお話をいただきたいんですけれども。

日矛

天皇家との親交があるというか、それをサポートする側の立場というのは、似ていると思ったんです。

それが表の世界ではなく、裏方に回って支えているということで、それも今も変わらずやっておられるということで、何か一大事があった時に、実を挺して侍としての立場を発揮されるということですよね。

それで、一般的には侍と武士という言葉を混同してしまうと思うんですよね。侍イコール武士みたいな。

けれども、ここで言っている「サムライ」というのは、世間一般で使っている「侍」とは少し違うんですよね。意味が。そこのところを少し、お話しいただけますか。

土御門

はい、そうですね。

よく武士とサムライを皆さん混同して「サムライジャパン」と言ったりするように、戦うという印象が多分強いと思うんです。

けれども実際は、基本こちらから戦うことはないです。要は、領土争いをしないというところですかね。

ですから、基本的には大名に仕える方々を武士という言い方をしていて、サムライというのは、天皇家、簡単に言うと神に仕える、祭祀に仕える存在という解釈です。ですから守ることが主であって、攻めるというのは一切ないんですね。

これは武術の最初の型を見ていただくと分かるんですけれども、よく武士の方は、正眼と言ってまっすぐ前に固めて相手に刃物を向けるんですね。「サムライ」の場合は、刃を下ろして防御から入るんです。

つまり「ここから先は通さないし、逆にここから打ってくると二の太刀要らずといって、一撃で相手を仕留める気持ちでいきます」という、その心構えが最初の太刀に出てくるんです。

要は、相手をねじ伏せようとする第1の姿勢なのか、あるいは最初はここで引いたら何もなかったことにしますというような意志の表示かというところの違いが、はっきりと武術にも出ています。

それだけ意志が違う存在が、武士とサムライということですね。

日矛

面白いですね。表舞台には、なかなか出てこないんですけれども・・・。

おそらく武士の起こりは平安時代からなんですけれども、公家の身辺警護から始まり、サブライビトというのが出てきたんですよね。

それが脈脈と警護、守りという1つの形を作りつつ、歴史の表舞台に現れるのが、幕末の禁門の変、蛤御門の変ですよね。

あの時、長州が蛤御門に攻め込んできた時に、歴史上は薩軍や会津などが打ちまかしたということになっているんですが、実はその時にかなり重要なポジションにあったんですよね。サムライが。

土御門

はい、そうですね。

蛤御門の変の時は、所謂徳川家慶喜とか、あるいは西郷隆盛らが並んでいましたけれども、守っているものがずれていたので、長州が攻め込む時、手薄の方の門に殺到するんですね。

それでその時にはもう攻められていますから、軍が動かせない状態だったんです。ちょうど無防備なところに・・・蛤御門もそうですし、乾門とかも。

見ていただくと分かりますが、垣根があって、人が蹴破れば穴が開いてしまうような門に殺到したということす。

面白いことに、そんなに殺到しているのに、そこから1歩も中に入れていないんです。それで時間をかけずに西郷と徳川が来て、横から詰めて撃退させるという流れがあるんですね。

それでは、誰がその時にその門を守り続けたのかというと、ここに私たちが関わっていたんですね。表上全部そこの資料を消されています。

日矛

実際、実行部隊としていざという時に動けるというのは、日頃心身を鍛錬していないと絶対できないですよね。

土御門

そうですね。当時、サムライが常時最大500名警護していました。同時に各全国に散らばって、それぞれ情報交換していたんですね。

ですから、不穏な動きがあると定期的にそれが分かるんで、そういう状態の時には 各自の判断で集結してくるという流れがありました。

誰かが指揮したわけではなく、各自「ここが危ない」と判断して集まってきた連中で、部隊を率いて防衛するという流れができていたんです。

大体4000から5000人前後ですか。その10%ぐらいが実動部隊として組み込まれていました。

日矛

それが全国に散っていて、いざという時の警護なりをしていたんですね。

それが、明治維新の時ですか?解散させられたという話でしたよね。

土御門

そうですね。明治2年の3月頃に、全部憲兵隊に検挙されまして、島流しにされています。

あの当時の主要な神社さんは、結構そのようなことがあって、あちらこちらに分散されていますね。私の知りあいの宮司さんなんかも、やはりそういった経験を家としてされています。

ある日突然政府が来て、その役職を解任されて遠方の神社に飛ばされたり、全然違う場所に飛ばされたり・・・。

つまり、京都から全部追い出されてしまった状態ですね。そういう家は確認しています。

日矛

それは言い方を変えると、そのような存在を体制側、権力側がすごく恐れていたということですよね。

土御門

そうですね。結局は昔から続くその関連の家が、身バレしていたというのは変ですけれども・・・。

やはり古くから続く家が、特に集中して外に追いやられ、解体されていますね。ある宮司さんもそうですし、ほぼ同じ時期に、小豆島の穴太衆も解体されています。

そこは、大阪城の石垣を組んだりした、そういう技術を持っていた集団ですね。そこもちょうど4000名ぐらいいましたので、同じくその時期に解体されていますね。

▼継承の覚悟

日矛

そうして勢力こそ以前よりは縮小された状態になったとはいえ、それを水面下で脈脈と継承され、束ねていらっしゃるのが、現統理の土御門兼嗣さんということなんですね。

土御門

そうですね。ほぼ名前だけになってしまいましたが、それでも各地で活動している方々から、随時いろんなご報告をいただいています。

ですから、そういう目にはあったとしても、まだ日本を守ろうとしている方々はたくさん存在する。そういう方々を是非、ご認識いただければなと思って、こんな感じで出ている状態ですね。

日矛

そうなんですね。

それでさっきの話に戻ると、少年兼嗣さんは何のことか分からず、幼い時からご老人2人と共に、日頃の鍛錬などをやっておられたんですけれども・・・。

確か、お父様は継がれなかったんですよね。一般の方になられたそうで。おじい様がその前の代だったんですよね。

土御門

はい、そうですね。

実は、家族でもこういうのは喋らないんですよ。だから、祖父がそういう立場だったということを全く知らず、本人も一言も喋らずですね。それで、親戚筋かなと思っていたその2人が、私に教えてくれた感じです。

日矛

特殊ですね。普通は家督を継ぐというのは、遺言などに残ったりするんですが、何もないところから無言にそれを受け継ぐというのは。

この前伺って面白かった話なんですが、空箱の話をしてくださいませんか。

土御門

はい。祖父のことは知らない時に、その2人から色々と話を聞いていると、「それを継承して戻したい。本家に戻すためにやっている」ということを、少しずつ聞き始めたんです。

じゃあ本家の誰なのかな?」と思ったんですが、父はどう見てもやっていないのは分かったんですね。

それで祖父のことを色々調べていくと、これはもう亡くなった後なんですが、色々分かってきたんですよ。特務機関というところにどうも所属をしていて、大陸をずっと走り回っていたようなんです。

その祖父が亡くなった時に、彼の遺体のそばに行くと、頭の枕元にが置いてあったんです。

父親が、「祖父がこれを僕に渡せと言っていた」と言うんです。でも当然気になるもんだから、父は勝手に開けたんですよね。そうしたら、箱には何も入っていなかったんです。

何のことかわからないまま、見に行きますと、確かにかなり古ぼけた箱が頭のそばに置いてありました。

それを見た瞬間、「あっ、そういうことか」と、全て分かった感じがしたんです。

箱はあるけど中はない。つまりそれは「全て伝わった。もう中に入っただろう」。そういう意味だと感じたんです。

ですから、箱の中に何かが入っているんではなく、「箱はお前だ」というような感覚を覚えたんですよ。

そこに何が入っているのか?というのは、「既に入っているものもあれば、これから見つけるものもある」というメッセージを受けた感じですかね。

やはりそのことがきっかけになって、「ちゃんと家を継ごう」という決心をした瞬間でした。結構古い箱ですね。

日矛

そういうことなんですね。

知らず知らずと、土御門家の統理としてのお立場を受け継ぐ方に向かうことを、自覚されたとは思うんですけれども・・・。

これも本の中に書かれていましたが、家を継ぐか死ぬかのどちらかだったとか。

土御門

はい。まあ、そうですね。

二十歳を越えると、少し特殊な方が来ることが増えてきたんですね。それで、「もしかしたら全部自分に押し付けられるんじゃないか」という気持ちが出てきたんですよ。本当に特殊な方々ですからね。

それで、「何でわざわざこっちに来るんですか?」と言ったら、ぽろっと「統領ですから。」と言われたんです。統領ってなんだろうと考えたら、代表ということだと気づいていくわけなんです。

でもその時は若い頃でしたから、もう道が決められるということがすごく嫌だったんですね。もう少し自由でいたい」「もっと自分の可能性を示したい、見せたい」というところがあったので。

それに関して、周りからの変な期待感があったので、そういう自分の気持ちと周囲との気持ちの差が強すぎて、耐え切れず、一度全く違う世界に飛び出したんです。

それが ITの世界だったんです。それでITの世界の仕事をやっているうちに、ある時、簡単言うと体を壊してしまい、左半身不随になってしまったんです。

それがきっかけで、なんとか復帰するために、先ほどお伝えした体術の技術を使って復活できたんです。

ただ、完全にまだ体力が回復しませんから、この先が不透明だという自分の気持ちの中で、占いというものを自分も学んではきましたけれども、初めて使おうという気持ちになったんですね。

あえて自分が見ると、色々と解釈を曲げてしまうので、友人に頼みました。全く違う門派の方ですから、どういう見方かわかりませんが、占いには定評ある友人でしたから。

そこで、簡単に言うと、倒れた日時まで全部出てきたんです。

それで「倒れることがもう決まっているんだったら、特に占いなんていらないんじゃないの?」と彼に言った時、
「いや違う。いろんなきっかけを選択している中で、こういう選択が起こりうるんだ。」と彼は話したんです。

「選択の結果自分は倒れた。じゃあなんで倒れたか、教えてくれ。」と言うと、彼はじっと命盤を見て初めてそこで「あんたの家、古くないか?」と言ったんです。「古い家だろう」と。

僕は、そんなことを彼に言ったことはなかったんですね。普通にITの会社の社長でという形でしか、言ってなかったんですよ。

その後、「古い家でこの星を持っている人間は、家を継ぐか、死ぬしかないよ。」と言われたんです。

それだけもう1つの役割を持っているんだから、これに抗うんだったら、この世の中から退場しかないよ。」と言われた時に、「あっ、そういうことか。」と分かったんですね。それが1つのきっかけになりました。

その後に、祖父がなくなるわけですよ。そうは言っても、少し悩んでいる時に。

祖父は一切継承とか、その門派のことは言わなかったんですが、最後、祖父はその箱を残したんですね。

ということは、やはり知っていたんでしょうね。こういうことをやっていたということを。でも、あえて口にすることはありませんでした。

彼は20年以上、戦争でずっと家に帰ってこなかったんですよ。太平洋戦争、大東亜戦争の2年前に出兵しているんです。そこからほぼ20年近く。

要は、最前線を彷徨って生き延びた彼が、やはり自分と同じ道を継がせたくなかったという気持ちを感じたんです。

そうした2つのことが決断のきっかけになり、生きるか死ぬかだったら、生きて自分の役目を全うしていこう、と思うようになりましたね。

▼不思議な体験

日矛

私が伺っている中で、おそらくご自身の中のサインとして出てきているような、生きるか死ぬかの奇跡的な体験が2つぐらいあるんですよね。

車を片手で止めたという体験。それと、8m下の崖に落ちて奇跡的に命が助かったという体験です。

それらの話を伺っていいですか。

土御門

まず車の話は、少し体を壊した後復帰したんですけれども、まだ本調子ではない時のことです。

ある日、体がまだいうことを聞かず、ぼーっとして歩いていました。


家の前が横断歩道で、滅多に車がこないものですから、私も油断していたんでしょうね。とことこ歩いていると、赤いスポーツカーが、ものすごいスピードでやってきたんです。

少し暗かったんでしょうね。こちらが見えなかったのか、私もぼーっとしていたのもあって気づくのが遅くて、ふっと振り向いたら、もう目の前まで車が来ている状態でした。

それでとっさに、左手でガツンと裏拳を出してしまったんですね。するとドカーンと音がして、車がぴったりと止まったんです。気が付けば、ボンネットに左腕がめり込んで、車が止まっていました。

そういう状態で奇跡的に助かったんですけれども、本当に何が当たったのか、全く感触がないんですよ。発泡スチロールよりも軽いような感覚で。だけど車を見ますと、ボンネットにものすごいえぐれたような、つまり電柱にぶつかったような跡が残っていて、左手がめり込んでいるわけですね。

その後、「少し強くなったんじゃないか」と思って壁を殴ってみたら、全然痛かったんですけれども・・・。本当に不思議な現象でした。

もう1つの体験は、私がスキーをしていた時の話です。

大回転という、大きく速く動くスキーがありますけれども、試合に出た時に少しコースアウトしてしまったんですね。

コースアウトしてしまった先が、危ない方向だったんです。それこそ8mの崖です。本当に一瞬、パラグライダーで飛んだような感じでした。その崖を飛び越してしまって・・・。

そこから、すごいスローモーションが始まったんですね。

木と木の間をスキーでうまく蹴りながら降りていって、最後「ドン!」と地面にぶつかった時に、そこに雪が残っていて助かったんです。周りは全部岩場でした。

しかもその残り方が異常で、私が倒れた形だけ雪が残っていたんです。自分の形を人型で切り抜いた感じで。

「あっ、これはもう完全に守られているな。」と思いました。たまたまという感じがしないんですね。頭も尖った岩と岩の間に入っていて、そこも雪があって助かったんです。

それくらい誰かが見ていて、誰かが守っているというような感覚になりました。この2つがやはり、大きな経験かなと思います。

日矛

面白いですね。

それは、明らかに見えない世界で期待されていて、「いい加減、こちらの世界に気づいてほしい。」というようなことを、メッセージとして伝えているんだと思うんですよね。

そのように、もちろん土御門さん自身もそういう不思議な、超常的な体験をされているんですが、周りにいらっしゃる方も、結構それに触発されてか、不思議な体験をされておられるんですよね。

テレポーテーションのお話を、お聞かせいただいていいですか。

土御門

そうですね。こうしたことはITの社長時代には、絶対喋れなかったことですけれども・・・。

今は少し疎遠になってしまいましたけれども、当時よく私の家に遊びに来ては泊まり込んで、しばらく滞在して帰っていく友人がいました。

ある日、彼がお酒を飲んで意気揚々と喋っていて、「ちょっと汗かいたから、シャワー入るわ」と言って風呂場に行ったんですね。

でもなかなか出てこないので、「シャワーと言っていたけれど、湯船につかっているのかな?」と思っていたんです。

そしてしばらくすると、携帯が鳴ったんです。見知らぬ電話番号からでした。

電話に出ますと、海上保安庁だったか・・・とにかく海に関係している方からでした。男性の身柄を確保したので、身元を確認したい、ということだったんです。

聞いてみると、海に裸で落ちていた男性を保護したそうで、身元を確認したら「ここに電話してくれ。」と言ったそうなんですね。


聞いているうちに、「あれ?さっきの友人だよね」と思って風呂場を開けたら、誰もいないんですよ。

ということは、先ほどシャワーに入った友人が、数キロどころか県も跨いでいるんです。

私は今大阪の方にいますが、当時も大阪にいたんです。そして彼は、和歌山の海岸沖で保護されているんですよね。

それぐらい突然ポンと飛んでしまって。それも何回かあるわけです。やはりちょっと楽しくなってお酒を飲むと、どこかに行っちゃうということが。

シャワーとか、多分リラッククスすると多分、行ってしまうのかもしれませんね。

そういうような方が、よく出入りしていました。本当に不思議な存在ですね。

日矛

他にもたくさん不思議な話をお聞きしたんですけれども、継承されたお仕事に差し支えのある話は、ここでは全然出せないんですよね。

しかしながら、私が一番番申し上げたいのは、この国としての成り立ちを守っていく多くの人たちがいるということです。

少しだけヒントを言いますと、例えば太平洋戦争の時もそうだし、戦後の話もそうですけれども、歴史上起きたとされる事実とは違うことが、裏では起きていることがあるという話ですよね。

少しでもヒントを教えていただけたらなと思うんですが、どうでしょう。

土御門

そうですね、どこら辺がいいですか?

もしお聞きになりたいところがあれば・・・。

▼円の価値

日矛

そうですね。1番興味があるのは・・・。

今日本という国が、すごく落ち目になっていると言われているじゃないですか。経済的にも。

けれども実はそうじゃないよと。

日本というのはなかなかしたたかな国で、表向きは少しダメな感じに装っていて、実はそうではないようなところがあると思うんですよね。

その辺のところの話を、お願いできますか。

土御門

そうですね。実際政治などを見ると、ダメになっている部分が確かにあると思うんですけれども、その裏で活動しているあるいは関わっている方々たちは、本当に日本のために活動なさっています。かつ、組織として未だに顕在で動いています。

ですから私たちも、明治維新で確かに消されたといいますか、表から完全に消えたわけですけれども・・・。

面白いのはその後に、消されたにもかかわらず、先代つまりうちの祖父は、やはり宮家とずっと一緒に大陸を活動しているわけですね。

確かに解体した側とされた側が、一緒になって活動していて、これはすごい不思議で矛盾なんですよ。

ですから、あえて悪者になる、あえて被害者になることで裏に入って、ずっと活動をしてその国を守ろうとしている状態

おそらく大平洋戦争、大東亜戦争が始まった段階で、日本が負けることを見越して動いている。日本が負けることを見越すということは、当時そんなことを思っていると、反逆罪だということで捕まったり、処刑されたりしますから。

あえて自分たちが消されたことになって、裏での活動はずっと続いています。やはりいわゆる悪行を持っている方々が本当に悪人かどうか、そこら辺も少し見ていただきたいと思います。

あえて被っていることで、被ってでも国を守ろうとしてる方々も、実際いらっしゃいますんで。なかなか喋りづらいところがありますけれども。

金融に関しては、やはり日本が1番強いです。少しここだけお伝えすると・・・。

結局どの通貨も支えているのは日本円です。ここが鍵になっているところを、まずご確認いただきたいです。

ドルじゃないんです。円なんですね。円があるから世界的な経済が回っているというところ。こういうところが隠されているのを、是非認識していただければなと思います。

単に形を変えていますけれども、真ん中にいるのは円だということ。こういう日本の深さと言うんですかね、そうしたことを少し分かっていただきたいと思います。

だから負けている姿を見せながらも、これだけ経済がおかしくなると言っても、ちゃんと150とか100円台を、ずっと維持しているんですよ。

他の国だと、どんどん価値がなくなるまで下がったり、極端に言うと暴騰したりと、幅が大きいんですけれども、日本円はなんだかんだ下がりながらも、一定ラインを絶対に超えないんですよね。

こういう、何かがちゃんと操作をしている、ちゃんと調整が入っているところですよね。ただこれを直接言わずに、円高だ円安だと言ってますけれども、こういう状態にも関わらず、ちゃんとした生活が維持できるラインを保っているところですね。今ギリギリだとおっしゃっていますが。
やはり極端に破綻しないように、ちゃんと調整されているところも、ぜひ見ていただくと面白い仕組みが見えてくるかなと思います。

今さりげなく、非常に重要なポイントをおっしゃっていただきました。

ここから先は土御門さんの話ではなく、私の憶測で少しお話をすると・・・。これは、土御門さんがおっしゃっている話ではないですよ。

おそらく日本円というのが、我々が思っている以上に非常にステータスが高いんですよ。裏ではね。

それは、円に裏付けされた価値が必ず担保されているからなんですよ。だと思います。

例えば一言で言うと、兌換紙幣というのが1番価値があるものなんですよね。信用経済の中においては。

だから、そういうおそらく・・・平たく言うと、隠し資産みたいなものがあるんじゃないかなと・・・。すみません。都市伝説が入ってしまったんですけれども。

そういうことも推理できるかなと思いました。ここはお話にならなくてもいいんですけれども・・・。

土御門

そうですね。

▼さいごに

日矛

ありがとうございます。

長々色々とお話しいただいたんですけれども、土御門さんのお立場上、お話ができないところがあることを、ご理解いただきたいと思います。

しかし実際に、今もってそうした日本のキーパーソンとなられる方と、たくさんお会いになっているんですよね。

そういう活動の邪魔にならない程度に、こうしてYouTuberとして出てこられたというのは、もっと別の視点もおそらくあると思っています。

それは、こうした活動をしている人がいますよ。日本、頑張っていますよ。そうしたことをおそらく多くの人に伝えたいという部分もあるんじゃないかなと思うんですが、いかがでしょうか。最後に。

土御門

まず、こういう活動が現在も続いていることをお伝えしたいことと、やはり私個人とすると、ずっと伝えてきたものが今の私以降、継ぐものがいないので、これを少しでも皆さんが使えるように残せないかなという気持ち。この2つが今1番強いですね。

元々、この情報全部を墓に持っていくくらい、諦めていたんです。

けれども5年前、もっと言うと特にこの2、3年は、急激に皆さんにこういった話を聞いていただけることに、かなり抵抗感が減ったかなという感じがしたんですね。

そうであればもう一度お話をしてみても良いかなと。そういうことを少し感じて、こうして公開に踏み切ったという感じですね。

日矛

ありがとうございます。

今日の最初のきっかけは、書籍です。ヴォイスさんからご紹介いただいて、読ませていただきました。

先程の繰り返しになりますが、奥がすごく深いところから来ていると感じました。けれども本の体裁としては、入門編的に開運ということに特化して、色々と方法論が書かれています。

だからそういう見方で、ライトに取り組んでいただければ、きっかけとしてはいいと思います。だけど深いところは、そこに背景があるよということを思っていただければな、という風に思います。

色々とお話を聞けて、今日本当に楽しかったです。また今後とも色々と活動を共にしていただくことも、もしかしたらあるかと思いますけれども、その時は、またよろしくお願いします。

土御門

こちらこそありがとうございます。

日矛

今日は、どうもありがとうございました。

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