竹内文書の知られざる真実Part2 <キリスト来日 天浮舟 五色人伝説>
▼はじめに
皆さん、こんにちは。
今回もシドニーさんをお招きして、色々とお話を伺っていきたいと思います。
シドニーさん、よろしくお願いします。
はい、お願いいたします。
前回、竹内文書の知られざる真実Part1ということで、「竹内文書とは何か」ということの、入門編的なお話をしました。
今回はいよいよ、その古文書に書かれている内容について取り上げていきたいと思っています。
前回の大筋としてはまず、すごく膨大な量だという話でしたね。
はい、確かにそうでした。
偽書とされる人の説に対しては、それだけ多くの量のものをいちいち文面に起こして系統立てて語る、ということの方がむしろありえない話ではないかと思っているんですね。
実際に、竹内文書は量的にはどのくらいになるんでしたか。
そうですね。
前回、少しお話ししたと思いますが・・・。
「神代の万国史」というものがありますけれども、これが一般に言われる竹内文書としてまとまっているものではあります。
これは、「天の巻」と言われるものがございまして、本当の量というのは広辞苑2冊分ぐらいの分量があると言われています。
天の巻以外にも「地の巻」、「人の巻」という形がございまして、全体の量が広辞苑で20冊分以上はある、というようなことは言われています。
20冊、すごいですね。
現存するところと、空襲で消失してしまった部分もあるでしょうし、未公開の部分もおそらくあるんですよね。
そうです。
20冊以上あるというのは、ほとんど未公開のものです。
そうなんですね。
それで全体としては、天の巻、地の巻、人の巻ですね。
それは天皇家の辿っていった、時代の変遷みたいなものが書かれているということですか。
そうですね。基本的にはそうなっております。
▼キリストは日本に来ていた
今回はその中でも、いくつか他では見られないようなことをお話しいただきたいと思っているんです。
一つは、キリストやモーゼの伝説について書かれているという話ですよね。
ええ、そうですね。
キリストやモーゼが日本に来ていたという話が、実際あるんですね。
キリストについては、青森の方にやってきたという話です。
そもそもキリストというのは、ゴルゴタの丘で磔になって亡くなっている、というのが一般説だと思うんですね。
でも実際は、キリストには4歳下の弟がいて、彼が33歳の時に磔にあった、ということになっているんですよ。兄は4歳上なので、37歳の時に弟は亡くなっているんです。
では兄は?と言うと・・・。
生きていた、ということになっています。そこが、一般説とは大きく違うところかなと思うんですね。
弟は確か「イスキリ」でしたか?
よくそう言われていまして、竹内家でもそういう風に呼んでいたりもするんですが、実際よくよく調べると、イスキリとかイキリと呼ばれているようです。
でもそれは、兄弟両方とも弟のイスキリス、兄のイスキリスみたいな感じで呼ばれているので、弟のイスキリ、兄のイスキリみたいな、そんな風に考えていただいた方がよろしいかと思います。
なるほど。
また日本にやってきたというのは、青森にそういう伝説が残っていますね。戸来村でしたか?
はい、そうです。
戸来村にまずやってきたキリストの名前がですね・・・。
キリストと呼んでいた時代というのは、世界で知られているような時代だと思うんですけれども、それ以降・・・。
青森に沢口家という家があるんですけど、青森に来た後にそこの娘と結婚されていたという話がございます。
そして結婚した後は、 天空房(十来太郎大天空)などという、そうした名前に変わっているんですね。
そういう伝説があって、106歳ぐらいまで生き延びたという風に言われているのが、キリスト伝承になっておりますね。
おそらく歴史的な信憑性というのは、今になってはなかなか難しい話で、諸説あるうちの一説ということになるかもしれません。
しかも、すごくとんでもない方の一説、ということにになるのかもしれませんが、そういう話を語るのはすごくロマンがあると思っているんですよ。
この前の話ですと、そもそも竹内文書というのが、清麿さんが出てきて世の中に明らかになった時に、もうすでにこうしたキリスト伝説の話とかも書かれていたわけですね。
そうですね。
伝承を残しているだけですので、その書き写しをずっとやっておられることが清麿さんの仕事でしたから。
▼キリストはなぜ日本に来たのか?
これが真実だと仮定した時に、そもそもキリストが日本に来た理由は、何かあるのでしょうか?
そうですね。
これは世界の偉人がそうなんですけれども、そもそもスメラミコトというのは、世界の王になるわけなんですよ。
だからあらゆる世界の偉人は、ここ、皇祖皇太神宮を目指して来ていたんですね。
それが世界に対する日本の威厳と言いますか、そういう意味で集まってこられていた、というのがひとつの理由なんですね。
今のお話を伺って、ひとつ疑問点があるんですが・・・。
当時、キリストが生まれたところであるベツレヘムが、エルサレム辺りですね。
そのエルサレム辺りの地域で、おそらくそういう伝説があって旅をしたということですよね。
そういう場所、神代の国みたいものがあって、そこに旅をした、ということにならないと、来る動機がないと言いますか・・・。わざわざそういう危険を冒してまで来る、という動機が何か必要ですよね。
キリストがやってきた、という遺言書みたいなものが一応残っておりまして、それによりますと。
竹内文献的に言うと、まず弟が貼り付けになって兄が3日後に現れた、というのはひとつの検証点になるかと思うんですけれども・・・。
その後復活した後は、世界を周ってから日本の方に行ったような形になっております。
アフリカからアジアを抜けて、中国やインドも周って、それからロシアのベーリング海の方に抜けて、今度は北アメリカから南アメリカを周って、また戻ってきて、ベーリング海から青森の八戸港に入ってきた、という伝承の地図もあります。
そんな感じで、青森に来たことになっております。
確かにその通りだと思います。
だから青森なんですね。
北の方から周ってきたということですね。
今のお話がもし正しければ、世界各地にキリストの伝承がある可能性がありますよね。
あるんじゃないかと思いますけど、どこまで残されているかは分かりません。
今の話で繰り返しになるんですが、おそらくキリストが住んでいた地域、今で言うとイスラエル辺りの国の地域で、そういう神代伝説みたいな伝承が残っていた、ということなんでしょうね。
多分、そうだと思うんですけれどもね。
私は青森のキリストの墓を、2009年頃に見てきたんですよ。その時にイスラエルから、石碑がちゃんとそこに送られていることを確認したんですね。
「これはキリストの墓だと認めます」みたいなことが書いてあったと思います。
公に知られているかどうかというのは、私にはよくわからないのですが、ただそうしたものはちゃんとありました。
ユダヤ教の信者というか、そういう組織が「失われた古代イスラエルの部族を、世界各地で調べている」という話があるので、多分その辺とも話が繋がってくるんでしょうね。
おそらく、そんな感じではないかと思います。
そうなんですね。
それが竹内文書に書かれているということが、またいいですね。
そうですね。
その辺りは、興味のある方は調べてみたら、いろんな話題がいろいろと出てくるかもしれませんね。
▼天空浮船
では次の話題に移ります。
そもそも天空浮船と書いて、何と呼ぶんでしょうか?
天空浮船は、「あめのうきふね」と読ませているんですね。
「あめのうきふね」ですね。
この話についてお願いします。
天空浮船は、世界を巡行する時に使われていた、ある意味宇宙船みたいな感じなんです。
これがどういうタイミングで使われたのか、というのが書かれているんですけれど・・・。
地球がひっくり返るような大震災みたいな、世界が泥の海になるというような表現があるんですね。世界に五色人がほぼいなくなる、というタイミングがたくさんあるんです。
例えば天神7代の時期も無数にそういうことがあって、上古に入ってからもそういうものが84回あった、というようなことが書いてあります。
その後も数えると、やはり8回以上はひっくり返ったような形にはなっているので、トータルすると本当に数えられないくらい、世界がひっくり返るぐらいの大震災のようなものがあったみたいなんです。
ではひっくり返る時、スメラミコトはどうしていたのかと言うと、この天空浮船を使って一度宇宙に出るんですね。
そして、宇宙から眺めた地図を書いているわけなんですよ。
例えば一部ですが、本にも書かれている地図がございます。その中で、天国というのは日本のことを指していたんですね。「天つ国」(あまつくに)という言い方ができるかと思うんですけど。
要は大震災が起こった後は、必ず地図を書き残していたんですね。それがひとつの伝承になっております。
普通に考えると、この天空浮船というのは、いわゆる巨大なUFOですよね。
そうですね。おそらくそうだと思います。
その当時の人たちのテクノロジーではない、別の何かのテクノロジーを使っている、ということの方が話としては自然かなと思いますね。
そうですね。おそらくそうなんですけれど・・・。
時代考証的に言えば、縄文時代になりますよね。
「縄文時代にそういうテクノロジーがあったということが、歴史から消されたことになっている。」というのが、竹内文献の言い分になりますかね。
今のところの話をまとめると、人類の歴史というのは、何回も大災害というか天災を繰り返して、その都度生きながらえているんですね。
よく言われるのが、例えばノアの箱舟もそうですよね。
あれも、ものすごく大きな水害があった後、一部の人たちが生きながらえるという話なので、それも近いと思います。
そのようにして、人類の歴史というのはスメラミコトを中心に、天空浮船を使って脈々と続いていった、ということなんですね。
そうすると、この天空浮船という伝承は、人から語り継がれたというよりも、第三者的な人なのか存在なのかかは分かりませんが、誰かがそれを教え、記したみたいなものに近いのかなと思っているんですね。
だからそこだけを切り取ると、竹内文書がむしろ、例えば旧約聖書などの書物の体系とよく似ているように思ったんですよ。伝承というよりも、何かすごく超人的なところからの話を紡いでいってその書籍の原型ができた、とでも言いますか、そうしたものも感じました。
もちろん伝承もあるのでしょうが・・・。
つまり申し上げたいことは、「竹内文書が誰によって書かれたのか?」ということなんですね。
これについては、その当時のスメラミコトが書き残したような形にはなってはいるんですけれども・・・。
もちろん現代でいうところの、書記に当たるような人たちはいた可能性はありますよね。そういう書き方では残ってはいませんけれども。
そうですよね。そこは謎でしかありませんね。
▼五色人(白人、黒人、赤人、青人、黄人)
次のお話に移りますが、五色人についてですね。
白人、黒人、赤人、青人、黄人。これらは五つの肌の色をした人たちなんですが、何と読んだらいいんですか?
これは「しろひと、くろひと、あかひと、あおひと」と読んで、それで最後がポイントなんですけれども、厳密に言うと「きびと」と「ひびと」のふたつに分けられているんですね。
アジア系の人たちの顔つきが、ほぼ「きびと」扱いになっているんですが、日本人の、特に天皇家などの高貴な人たちは「ひびと」と言われていたんですね。
なるほど。
では、黄色い人は「きびと」と「ひびと」という風に、ふたつに分かれているということですか?
同じように「黄人」と書くんですけど、読み方が違っているみたいです。
この五色人伝説が、竹内文書に書かれているようですが、どういう内容の記述になっているんですか?
これは、そうですね・・・。
天神代から始まるんですけど、その時にまず、地球になる手前の大元神がいらっしゃるんです。
これが元無極躰主王大御神(もとふみくらいぬしのおほみかみ)という神様で、それが本当の大元神になっているんです。
その神様から五色人ができる前に、まず男性の神様と女性の神様がいらっしゃったんですね。それが出てくる時に、まず天と地が分かれたんですね。それが第2代になっています。
第3代目には、まだ地球として出来上がるみたいなころから始まってきます。
その後ぐらいだとは思われるんですけれども、まず男性の大元ができるんですね。少しアダムとイヴの話に似てくるんですが・・・。
男神がいらっしゃいまして、男性の体を得るためにその男神が、まず流体を体の中に入れられるんですね。
体の元となるものに霊室として中に収められるんですけれども、それをひのもとのくに、日本の国土の中に約二万年寝かせたらしいんです。
二万年の後に、何か土の中に蠢くものがございまして、さらにそれを養育していったら男神に なった、という伝承が一応ございます。
女性はどうしたかと言うと、同じように出来上がったその男性の一部を使って、それを科学的に変化させて・・・みたいなことが書いてございます。それで女性の初めての女体が出来上がった、というような形になっていましたね。
そうして男性と女性ができ、それが五色人の祖になるんですね。
そこからまた五色人が生まれ・・・みたいな感じで、その後各国に16方位ぐらいの五色人祖というものが渡っていった、という流れになっております。
今の話は、アダムとイブの伝説に非常に酷似していますよね。
そうなんですよ。
でも、例えばDNAの遺伝子操作でこうやったなどと言っても、もちろん当時の人にはわからないだろうから、象徴的に書かれていますよね。
例えば日本で、土の中に二万年間寝かせたという話も、おそらくそのような研究というか、遺伝操作にそれだけの時間を何代も要する、という風なことだと思うんですよね。
そうやって五色人というものの祖が、そこでできるんですね。もちろんこれは、ダーウィンの進化論とは全然外れていますけれども、要は何者かが手を加えて人類を作った、という考え方をすると納得がいくところですよね。
そうですね。私もそんな気がします。
普通に考えたら分かる話なんですが、例えば人類の祖とされるのがアフリカだというアフリカ起源説があるんですが・・・。
今のお話だと、この日本列島がその起源になっているということですよね。
それは、温暖な気候で人間が過ごしやすいところの方が、より実験としては適している、と思ったりするんですよ。実験というか、遺子伝操作を実際にやったとしたらですね。
なるほどですね。
その五色人の祖ができた後に、そこから五つに分かれるということですか?
その続きはどうなっていますか?
五色人祖が出来上がった後に、多分交配された段階があると思うんですけど、その五色人というのは、例外的に黒人だけが元からいたような伝説も少し残っております。
もしかするとそこは少し違う部分があったのかもしれませんが、基本的には全てがその天皇家から全部繋がって、世界の16方向に散らばっていったと言われています。
要は、16菊家紋というものが残っていると思うんですが、その16菊家紋が16 方位を表しておりまして、それがあらゆる世界の地域に散らばっていったという証になっているようですね。
五色人伝説と言えば、九州の幣立神宮にもその伝説が残っているんですけれども、これについては竹内文書には特には記されていないんですね。
そうですね。
幣立神宮が何か載っているのかと、調べてみたことがあったんですが、その名前は出てこないみたいなんですね。
ただ、幣立神宮に残っている五色人の面というのが、先ほど言った「白人、黒人、赤人、青人、黄人」に分かれていたので、もしかするときちんと表しているのかなと思いました。
それで、どなたかが見せてくれたんですけれども、天神第1代の大元の神様である「元無極躰主王大御神」という名前が、ちゃんと書かれたものが幣立神宮に残っていた、ということは言われているようですので、その意味ではもしかしたら由緒正しいのでは、と思っております。
そうですね。
もしこの話が本当だとしたら、物理的にそれが日本のどこかにあるということですから、あながち全然違う話で結びつかない、ということでもないでしょうね。
だとすると、その話はあり得ますよね。特に九州というのは、「古代の神代の国」とされるところですからね。
▼ミヨイ(ムー)、タミアラ(アトランティス)
あと他には、ミヨイ、タミアラの話ですね。
これはミヨイがムー大陸の伝説で、タミアラがアトランティスの伝説ということでよろしいんでしょうか?
その通りでございますね。
ミヨイがムー大陸だとするならば、ムー大陸はジェームズ・チャーチワードが太平洋の中央ぐらいに存在した大陸だと言っていますけれども、竹内文献の中ではミヨイとタミアラという風に示されております。
そしてタミアラがアトランティスですけれども、アトランティスはプラトンがティマイオスに記していたものは、大西洋中にあったことになっていると思うんですね。
その二つの大陸が、竹内文書の中では両方とも太平洋中にあったことになっておりますね。そこが少し知られている部分と違っているかもしれません。
なるほど。
いずれにしても、古代のそうした文明なり、大陸なりがあったということも記されているんですよね。
今いくつもいろんな話を伺ってきました。
キリストの話、五色人の話、それからムー大陸などの話ですね。
それで穿った見方をすれば、後付けで何でも、そういうことがあったということを入れることはできるんですよ。
でも例えば、キリスト伝説の青森県の話や、五色人の幣立神宮の話など、実際にそれを匂わせるような場所なり伝承なりが残っている、というところにすごくロマンを感じるんですよね。
そうですよね。
実際、無数の証拠がなぜここでちゃんとつじつまが合っているのか、という説明がすごく難しいと思うんですね。
膨大な漢字かなまじり文に直されたものが 、20冊以上ゴロゴロしているということなので、元の神代文字の文章はどれだけあったのかな、とか、そういうことも想像してしまうんですね。
あと、ここに書かれていない内容で、シドニーさんにお尋ねしたいのは・・・。
例えばキリストにしても、昔の歴史について記されている内容ですよね。
要は地球創生の、地球誕生の時期から脈々とある時代の変遷を色々と記されている内容なんですが、この文献には先々地球が、人類がどうなるかという、示唆みたいなものも書かれているんですか?
予言書ではないので、その手のものは書かれてはいないんです。
けれども、ある意味清麿さんが世にこれらを出してきたということから、世界がまた神世に戻るような、神事などで語られている世界がまた復活するような、そんなことが少し感じられる部分はありますね。
そうですね。
どうしても清麿さんが出てきた昭和の初期ぐらいというのが、時代背景的には、天皇イコール荒人神的な右翼の思想というものがあって、それに乗っかるような思想だったら歓迎される、みたいなところがあると思うんですよ。
だから、いわゆる危険思想として考えられているんですね。今は解釈が違いますけれども。
だとしたら竹内文書の本当の意味というものが、曇らされているようなところもあると思っています。
例えば、神社庁のトップというのは、今の天皇ですよね。ひとつの宗教としてのあり方というのが、今のこの時代にどれだけあっているのか、というのを私は疑問に感じているんですよ。宗教に対しての偏見などもありますからね。良し悪しは別として。
竹内文書には、そういう枠とは全然外れたところの話が書かれている、という風な捉え方の方がむしろ正しいのかなと思っています。
そうですね。私も同感ですね。
現代の時代に合わせながら考えるというのは、私は割とナンセンスなのかなと思いますね。もし、当時にちゃんと書かれたものであるならば。
シドニーさん自身竹内文書を研究されていて、一番興味をお持ちな箇所はどんなところですか?
そうですね。
私自身が結構霊感体質なところもありまして、先ほどミヨイ、タミアラが出てきたと思うんですけれども、そのミヨイですね、ムー大陸の夢を見たんです。
そのムー大陸の形が、現代でいうところの南極大陸にそっくりだ、というのが夢に出てきたので、比較してみたんですよ。そうしたら、ムー大陸の形がそれに酷似していて、びっくりしたことがあったんですよ。
そのムー大陸は、実際あるんですけれど、ジェームズ・チャーチワードの著書の方にそれが載っておりまして、その地図と南極の大陸の形がほぼぴったりで、南極半島の形がそっくりだったんですよ。これはもしかすると・・・と思ったことがありますね。
それだと研究員として、何か目に見えないところのからの指導があったような感じですよね。
すごいですね。
なぜかはい。そういうことがございました。
それだけ膨大な量だったら、本当に一生かかっても、なかなか全部は解読できないようなものなんでしょうね。
はい。そんな気もします。
実際神代文字で書かれているんだとしたら、それはもうほぼ解読不可能でしょうし、漢字かなまじりと言っても、それだけ膨大だと、やはり解読はできたにせよ、全部網羅したものを分析しながら現代文に書き直すのも、なかなか大変なのではないかなと思います。
すごくロマンを感じるところは、この古文書が決して一介の歴史書でも宗教本でもなく、淡々と人類の変遷が語られている、というところですかね。
そういうフラットな見方をすると、割といろんなことが浮き彫りになってくるように思います。面白いですね。
そうなんですよね。私も一番その部分に価値を感じていますね。
淡々と書かれたというのは、ある意味きちんと遺言書通りに、途中でその解釈を変えずにずっと書き写されてきたからだと思うんですよね。
そのルールに則っているということが竹内家で守られている、と言われているので、そこは私は本当に信じたいですね。
二回にわたってお届けしてきましたけれども、竹内文書に対する考え方が、少し私の中で変わってきたところがあります。
本当に言ってみれば、いろんな都市伝説や、とんでもない話の原点になっているようなところがあるんですけれども・・・。
一方では、これが本当に全然否定できないところもあって、今結論が出るのは難しいと思うんです。
しかしながら、こういう古文書が実際にあったという事実を、よく考える意味はあるのではないかと思いました。
▼地の巻、人の巻に書かれていること
そうですよね。その価値的な部分ですよね。
先ほどの話で、「神代の万国史」という本が、天の巻だけというお話をしたと思うんですよ。では地の巻、人の巻には何が載っているのかというところが気になりませんか?
そうですね。
その部分がですね・・・。
地の巻というのは、まず宝物が世界中に埋まっているという話があるんですね。
内容の一部ではあるらしいんですけれど、その場所のようなものが全部書かれている、というのが地の巻の中の一つの内容らしいです。
それが出てくると、世界中の宝物のありかみたいなものが全部伺い知ることができるのでは、というので是非解読してみたい部分なんです。
もう一つ。天の巻、地の巻、そして最後の人の巻というのがあるんですけど、こちらがさらに驚きなんです。
例えばギリシャ神話があるじゃないですか。
ギリシャ神話は、一つずつたくさんの神名が載っていると思うんですが、それが結構バラバラに伝えられてしまっているらしいんです。
けれども、もし人の巻が出てきた時には、寸分間違わずに、全部神の名前が繋がっていく、というようなことも言われているんですね。
これは山根菊子さんが「世界の正史」という写本の中で一応書かれていることですね。
清麿さんから聞いたらしいんですけど。
直接の人なんですね。
そうです。
面白いですね。
そうすると、地の巻で財宝のありかが分かって、人の巻では神様の系譜というのが全部明らかになる、ということですよね。
そういうことになりますね。