この世界に宇宙は1つではなく無数に存在している 多元宇宙/多世界解釈
▼はじめに
皆さん、こんにちは。
今回はまこちんさんをゲストにお呼びして、量子力学の中でも多元宇宙理論についての話を深掘りしていきたいと思います。
まこちんさん、よろしくお願いします。
まこちんです。よろしくお願いします。
偶然にも私とまこちんさんの書籍が、同じ角川出版から大体時を同じくして出るんですが、内容が似ているんですよね。
切り口が違うだけで、似ていますね。
つまり、この世の中の見えない世界を紐解くにあたって、割と客観的な理論をベースに、それを納得した上で理解しましょう、というのが内容ですよね。
まさにそうです。
▼ユニバースとマルチバース(多元宇宙)
では、今日の話に早速入っていきますけれども、少し難しい用語がいくつか出てきますので、簡単な解説からまず入っていきます。
今回は、「世界に宇宙は1つではなく無数に存在している」というのがテーマなんです。
ユニバースという言葉は皆さんご存知ですよね。宇宙を表しますが、ユニというのがギリシャ数詞で、1つという意味なんですよ。つまり、「宇宙はただ1つである」という理論のもとにある言葉なんですね。
でも宇宙は1つだけという解釈では、説明がつかないようなことが多々出てくるんですよ。
そこで宇宙というのは、実はマルチバース、つまり1つではなく無数にあるという解釈を取っているんですね。
泡宇宙という言い方もするんですが、宇宙というのはビッグバンによってインフレーション、ただ1つの点から限りなく大きな宇宙の空間が広がっていき、その宇宙が永続的に広がっているという説もあります。
その宇宙が広がっていく過程において、1つ1つの宇宙もそれぞれに存在していくということですね。例えて言えば、ブドウの房みたいなものですよね。
そうですね。
親宇宙があって、小宇宙があって、孫宇宙があって・・・という風に、宇宙がどんどん連鎖的にできているんじゃないかという説もありますね。
このブドウの房みたいなものが、とてつもない数式の数が存在するということを言ってる人もいるし、要するに数限りなく、無限にあるわけですよね。
ただこの宇宙自体が閉じているわけだから、別の宇宙に行くということは、今の科学者は否定的ですよね。
そうです。
天体物理学とか宇宙物理学天文学のマルチバース理論からすると、隣の宇宙には行けないということに一応なっていますよね。
しかし、我々は物理学者でも天文学者でもない立場なので、多次元宇宙があると仮定した時に、それによって我々の物の見方などがどのように変わってくるかという視点に立ったら、面白い見方ができるよという話ですよね。
まさにそうですね。
はっきり言って、現実の見方が変わるということは人生が変わってしまう、と言っても過言ではないと私は思っていて、本当にそのような情報を提供してくれる理論だと思います。
そうですよね。
私は自分の書籍の中では、コペルニクス的展開になるくらい、それほどの画期的なこの考え方によって、我々の世界観、概念が変わってくるという風なことを言っているんですが、やはりそのように思われますよね。
そう思います。
宇宙は1つなんだという概念のもとに、それを基本構造で色々世の中を考えていくのと、多元宇宙や多世界解釈で宇宙全体を考えるのとでは、まるっきり見え方が変わりますからね。本当にそれはそうだと思いますね。
この1つの閉じた宇宙の中に我々がいて、隣にも宇宙があるという考え方は、有力な仮説としてあるということは科学者の知るところだと思います。
けれどもお互いの行き来ができないというところで止まってしまっていても、面白くありませんよね。
それが色々と相互作用したり、ジャンプして他の宇宙に行けたり、そういう話にまで広げていった方がむしろ自然である、という風に私はいろんな人の不思議体験を通して考えました。
まこちんさんはどうですか?
▼多世界解釈
天体物理学や天文学などのマルチバース理論というのは、日矛さんがおっしゃったような理論になっているんですけど・・・。
ただ数学なども同じような見解を示していている一方で、物理学は物理学で、全然違う多世界解釈の見解を示しているんですよ。
似ているけれども違う話をしているんですが、科学技術業界では、「実は同じことを言っているんじゃないの?」ということなんです。
では物理が言っている他世界解釈は何かと言うと、「同時に2つの世界線、パラレルワールドは見ることはできないけれども、どうやら移動はできるようだ」という理論なんです。
俺はやはり物理の人なので、その解釈を選択していますね。
今、多世界解釈という言葉が出てきたので、もう少し分かりやすく説明をしますね。
まず先ほどまでの話で、ブドウの房みたいに幾重にもこの宇宙が球体で存在していて、そのうちの1つに我々の宇宙がある。
それで隣の宇宙とは何ら関係がないと言う科学者もいれば、折り重なるようにしてそれが行き来できるという解釈もあるんですよね。
その行き来できるという解釈が、多世界解釈と呼ばれるマルチバース理論の中の 1つになるんですよね。
そうですね。
これはアメリカのヒュー・エベレット 3世という、当時大学院生だったガチガチの物理学者が言い出した理論なんですね。
当時は全然相手にされなかったんですけど、年月が流れる毎に認められ始めて、今はどちらかというと多世界解釈が量子力学の中では主流になっているような状態なんですよ。
仮説なので完全な証拠は見つかってないんですが、ほとんどそうだということを裏付けるような数式など、証拠に当たるようなものは実はたくさん見つかっています。
そうなんですね。そこは興味があります。
何か具体例を挙げていただけますか。
はい。
1番分かりやすいのは、量子コンピューターのことは聞いたことがあると思うんですが・・・。
開発がとても進んでいて、例えばIBMとか Googleなどは、ほとんどひな型を作ってるんですね。
東京大学などでもやっているんですが、量子コンピューターの基本原理が多世界解釈を踏襲しているんですよ。多世界解釈がないと、あの発想が生まれなかったんです。
1つのビット、これは量子を重ね合わせて1つの量子が同時に多地点に重ね合わせで存在できるってことになってるんですが、その量子に1つ1つ別の計算をさせるので、量子コンピューターは飛躍的に性能がいいんですよ。
それが実は、基本原理が多世界解釈なんです。重ね合わせなんですよ。
コンピューターの基本原理では0と1の2進法ですが、そこからまず少し違うんですよね。
そうですね。
0か1 かのどちらかしか取れないのではなく、量子の場合は同時に0と1も取れて、その量子が重なると掛け算で一気に、1回の計算でできるんですね。
例えば、スーパーコンピューターで10万年かかる計算を、量子コンピューターだと200秒ぐらいで解いてしまうんですよね。
凄まじいですね、その変化というのは。
開発者自身が、「これはもう、多世界解釈以外の何者でもない。」と言っているんですよね。
だから、本当に実用化されたら、多世界解釈の証明にもなるというのが業界での見方ですね。
私は不思議な体験をされた方の内容をもとに、多世界解釈というのがもっともだ、という着地点に行きついたんですよね。
よく言われるマンデラエフェクトという現象は、心理学的な集団の誤謬あるという風に解釈されてしまうんですが、中にはそれではどうしても答えが出せないような事案などがあって、むしろ我々のいるこの世界とは少しだけ異なる異世界があると捉えた方が自然である、と思うんですよね。
実は、私も本にマンデラエフェクトのことを少し書いているんですが、まさにそう捉えないと逆に矛盾が出てきてしまうようなところが本当にあったんですね。
だからそれがあってもおかしくない、という風に本当に思っています。
また今の話の中で興味深いのが、その人個人の意識が分裂するのではなく、意識は常にどこかの世界を見ているんですよね。
そうです。1つだけということですね。
今こうして共有しているこの場に、まこちんさんと私が話している。あるいはこれをライブで見ている方も、その1つの世界の中にいる。
でもそれがすぐ隣のパラレルの世界にいたとしても、意識としては同時に存在するのではなくただ1つの意識が行き来している、という解釈でいいんですか?
観測者自身も分岐して、重ね合わせになっています。
要するに自分もいっぱいいるんですが、その中で自分の意識として見られるのはたった1つだけ、という説になっていますね。
そこが結構ポイントだと思っています。
先ほどの繰り返しになるんですが、我々は学者ではないので、理論をどうこうということではなく、それを元に何か実生活で生かすことはできないかと考えを巡らせた時に、私たちの意識というものが別のところに飛躍できるということは、自分が望んでいる世界に飛躍できるのではないかということを考える、という解釈であっていますよね?
合っています。思いっきりそういう仕組みだと思います。
以前から、まこちんさんと私は結構考えが似ていて、意気投合するような部分がありますよね。
本当に似ています。
量子力学は本当に理論で、数式で、学問なんですけれども、「日常で使えないと、それだけ知っても意味がない」と思っていたんですよ。
それこそ学者になりたい人は別ですが、私はそうではないので、それを日常にどう落とし込んでどう使えるかが、すごく大事だと思っているんです。
その辺は日矛さんと考えていることが一緒だと、お話すればするほど思います。
今回の私の書籍「パラレルシフト」の狙いも、まこちんさんの「量子力学大全」も、私たちの今までの時間の一直線の流れとは違うような世界観を持つことによって、より軽やかに自分の望む世界へ飛び石を飛ぶがごとく飛んでいける、というような感覚を持つことへの提唱ですよね。
先ほど日矛さんが言った「飛び石を飛べる」という表現は、私が言うところの「多世界解釈の世界線を選択できる」ということなんですよね。
具体的なやり方が云々ということも大事なんですが、その前にそういう仕組みになっていることや、そういうことが可能なんだということを知ることが、とても大事だと思うんですよね。
まず知らないとやり方どうこうという話にはならないし、最初に日矛さんも言われたように、知ることによって世界の見方が変わったり、生き方に対する考察が変わったりしてくるわけですよね。
そうすると本当に人生が変わったり、日矛さんの言葉で言うとパラレルシフトをするスタート地点に立てたりするという風に思いますね。だからまずそこを知ることがすごく大事だと思います。
アプローチは色々あっていいと思います。
日矛さんのアプローチや量子力学、物理のアプローチ。それに付随した天体物理学や天文学、数学なども親和性が高いので、いろいろなアプローチがそれぞれあっていいと思うんですが・・・。
でも言っていることは結局同じなので、目的は一緒だというところにたどり着くと思います。
多世界解釈はかなり前からある理論で、例えば数学の分野でもリーマン幾何学で有名なリーマンという数学者も3次元の計算をしていると・・・。
3次元の計算とは、私たちが縦かける横かける高さで計算する奥行きがある、見ることのできるマクロの世界ですよね。
触れたり聞けたり認識できたりする、ある程度大きな世界をマクロの世界と呼ぶんですけど、このマクロの世界の3次元の計算をしていると、昔から計算が合わなくて、たった1個の解になっていたんですよ。
でも3次元のこの空間が、たった1個のわけがないと言われていたんですね。
それではいくつぐらいあればいいのか、つまりこの空間、3次元というのはいくつあるのかを計算したんですよね。
そうしたらもう次元が違うというか、別のところに3次元がほぼ無数にあるという結果だったんですね。
多世界解釈で、世界線が大体いくつあるのかという説があるんですが、それと同じような結論を出しているんですよ。
私たちがいる別のところに空間、3次元が無数に存在しているということは、まさに別の世界線や別の宇宙があると解釈していいですよね。それが数学で出ているんですよ。
だからリーマンなどは、「私たちがいるこの空間や現実というのは、ある程度特殊なものの1つに過ぎない。」などということも言ってるので、いろんな分野からそのようなことが分かってきているということになります。
ということは、世の中がそちらの方向に向かっているということを、実感として現場の人たちは理解しているということですよね。
そう思います。
だとしたら、新しい世界観が出てくるということだと、私は個人的に思ってるんですよね。
今の時点でそういう風な流れになっていますが、もっと時間が経って、例えば10年後、20年後、30年後・・・になっていったら、むしろそれが普通になっていくと私も思います。
私がいつも引き合いに出すのが、コペルニクスやガリレオの話ですね。
彼らによって、それまでの中世キリスト教的な世界観とは全く異なるような宇宙観を持つに至ったんですね。
それが近代科学と車の両輪のようにして、精神性と科学が同時に進んでいくという流れを作ったじゃないですか。
それと同じような現象が、今後間違いなく出てくるんですよ。
それがなぜ、今このタイミングなのかというと・・・。
まこちんさんが話された量子コンピューターの世界にしても、2択の 0か1かの世界ではない、もっと違う世界の考え方を持ち出しているというところからも、もう実際にそれを応用し始めているという話ですよね。
そうです。
もう技術として、できているようですね。
驚きですね。
今は量子力学の話などを我々はしているんですが・・・。
多分どこかの学問、教科書の中に入っている見解、論文の世界だという風に思っていらっしゃる方もいると思うんですが、そうではないんですよね。
より豊かな世界観を取り入れ応用することによって、より豊かな世界を構築することができる、という話ですよね。
そうです。これだけ量子力学が進んでいたとしても、本当に分かっていることというのは、多分少しだけなんですよ。
でも人類は、「よくわからないけど、使えるから先に使ってしまえ」と言って、量子力学のもので溢れているんですよね。
そもそも半導体が、量子力学の理論がないと作れないものなんです。半導体がなかったら、パソコンやスマホもないし、車なども何もないので、もう先に使われているんですよ。
だからもう確実だということで、これからはどんどんその論文を技術に変えていくことが、世の中が豊かになっていくことなので、そういう流れですね。
今までのところで、深堀りしていきたい話がもうひとつあるので、先ほどの話を今1度まとめますね。
我々の意識というのが、1つのこの閉じた宇宙の中にある。そして私というここの人間がすぐ隣にあるパラレルの世界にも存在していて、そちらにもそこの生活がある、という概念です。
けれども意識としては、常にこのパラレルのどこかの世界に移ろう、という風な感覚がむしろ自然であるということなんですよね。
私のYouTube動画には、パラレルシフトをしてきた体験をお持ちの方が結構いらっしゃるんですよ。
向こうの世界線からこちらの世界線に超えてこられたということであれば、では元いた向こうの世界はどうなっているのか、という話になってくるんですよね。
いわゆる3次元的な発想でいくと、そういう矛盾点が出てくるんですが、それはもう少し違うところの理解に落とし込んでいかなければならない話ですよね。
なるほどそうですね。
ただ、前にいたところもそのまま世界は続いていくと解釈しても、私は全然いいと思っています。
エベレットはそういう風に言ってるんですね。
自分が選択した瞬間に分岐していくんですが、選択しなかった世界線は選択しなかった世界線で観測者ごと続いていくから、別にそれでいいんだという風に言っていますね。
その通りですね。そこなんですよね。
それで以前の話ともう1度、すり合わせていきたい話があるんですよ。
つまりスピリチュアル界隈では、アセンションという言葉がよく使われていますよね。この地球全体の意識ですね。
我々個々の意識があり、地球の意識というのも、おそらく意識体としての総体としてあると思うんです。それは例えば、人間が70兆個近くもの細胞から成り立っていて、細胞1つ1 つの意思の総意として我々の意識があるのと一緒ですよね。
だと思いますね。
それと同じ理屈ですよね。
そうすると、おそらくこの地球としての総意の岐路に立たされていて、 どこに行くかというのがおそらくアセンションという考え方なんですよ。
そう考えたらアセンションというのが、あながち夢物語りでも雲を掴むような話でもないと思っているんですよね。
確かに普通に現実的なことだと思っています。
「意識が向いた方向に素粒子が偏って現実化する」という、これはまた別のコペンハーゲン解釈というものなんですが、言っていることは一緒なんですよ。
結局意識が向いた方に現実が偏る、素粒子が偏るということからすると、今アセンションの話を聞いてそれはごくごく自然なこと、至極当然なことだと思います。
アセンションにまで話を膨らませると・・・。
先ほどの話で、量子コンピューターなどの登場によって科学が指数関数的に飛躍していく中で、それに伴った精神性も上げていかないと、おそらく子供に武器を持たせるような非常に危険な状態になってしまうと思うんですよ。
まさにそうですね。
精神性を上げていく必要があるということですよね。
そうです。
量子コンピューターは本当に信じられないくらい高性能で、今何が懸念されているかというと、量子コンピューターができることで、今後量子コンピューターで攻撃してくる人たちが出てくるということなんです。
そうすると、そこのセキュリティ問題がものすごく重要になるという話です。
日矛さんがおっしゃるみたいに、精神性が上がっていけばそういう問題も当然クリアに近づくでしょうね。
100%というのはないでしょうけどクリアに近づいていくので、精神性を上げていくのは、技術の発展とそれこそ両輪じゃないとダメだと本当に思いますね。
私のYouTube動画でも随分披露している話なんですけど、先日元FBI捜査官のジョン・デソーザ氏を講演会にお招きして、色々と機密情報なども教えてもらったんですよ。
Xファイルのモルダー捜査官のモデルになった方で、当時は現役バリバリで、核心部分の情報を持っていらっしゃるんですよね。
その方がおっしゃるには、NGワードに気をつけながらお伝えしますと、要は未来テクノロジーというものを既に一部の人たちは知っているそうなんですよ。
我々一般大衆の人たちは知らないんですが、実は未来テクノロジーというものがあって、そのテクノロジーの1つに我々がどの未来の選択をするかという、行く末を見通せるテクノロジーがあるそうなんです。
これは本当に昔の旧態依然とした、過去・現在・未来という1本の川の流れみたいな世界線の概念で考えると、もう全然理屈に合わない話なんですが・・・。
未来というのは無限に広がっていて、枝分かれしていて、そのうちのどこか1つの世界線に行きつく未来を見ることができるとしても、その装置は、実は霊性を高めないと機能しないそうなんですよ。
ああなるほどね。面白いですね。
まさにそういう仕組みなんですね。
とても理にかなっている気がしますよね。
そうだと思います。
アインシュタインが神に対してどういう考え方を取っていたかというのは、今となっては本心が分からないんですけれども、おそらく神と呼べるような宇宙の摂理があるというのは認めていたところだと思うんです。それを神と呼ぶかどうかは別として。
そうした宇宙の摂理みたいなものがあるとすれば、きっとそれは我々の精神性も高めていくこともセットになっている、という話ですね。
絶対そうですよ。必要ですよね。
逆の言い方をすると、精神性を高めることによって、最新のそうした考え方をより活用できる、ということですよね。
まさにそうですよね。
そちらを高めた方が理解できるだろうし、納得もしやすいから、科学が進んでいくのも早まる気がしますよね。
そうなんですよね。
だから、我々の活動は今まだ少し隅の方にいますけれども、これが年を重ね、世の中の原理が色々と明らかになるに従って、「もしかしたら、それは大事なんじゃないか」と、いろんな人たちが気づき出す時代が多分来ると思うんですよね。
来ますよね。
気づき出している方も、もういらっしゃいますよね。
多分この対話を見てくださっている方々も、みんなそうなんでしょうけれども、少しずつ増えてきているなという実感はありますよね。
先ほどの話に戻りますと、ディセンションではなくアセンションという輝ける未来の世界線の方に、大きな地球の総意としての意識体が動き出しているとしたら・・・。
おそらく地球全体の総意も個々の人間の意識と同じで、本当はもっと多面的なんですけれども、わかりやすくディセンションかアセンションかの2択だとしたら、アセンションの世界に行く流れに順じて乗っかる、というのが1つの道筋としてはありますよね。
確実にありますよね。
もうその世界線という選択は、確実にありますからね。
最近、例えば今度他国では大統領選があり、日本でも政治絡みの話があり、国際情勢の問題や環境問題があり、エネルギー問題もあり・・・いろんなことが多面的に問題になっている状態じゃないですか。経済もそうですよね。
そうなった時に、個々の選択というものが、かなり今までとは違った形で、最善手を打っていかなければいけなくなるということだと思いますけれどもね。
みんなの選択、個人の選択が、完全に影響を与えますよね。しかも大きな影響力で。
そこら辺のところで、まこちんさんが講座の中でやっておられることで披露できるものがありましたら、少し教えていただきたいんですが。
そうですね。
多世界解釈に関して言うと、「もう普通に世界線、パラレルワールドは全員が選べるよ」という話をするんですよね。
多世界解釈の仕組みというのはテレビと一緒で、実はテレビもリモコンでチャンネルを選局すると思うんですが、まさにそれと同じ仕組みだと話しています。
テレビも周波数、電波で選局しているので、人間も同じです。電波、周波数などというもので選択ができるんです。
今自分が出している周波数と1番近い世界線を自動的に選んで、そこに移行する仕組みになっている、なんていう話をよくしたりするんですよね。
だから私の講座に来てくれる方が最初に考えているよりは多分簡単に、手軽にパラレルワールドの選択はできる、という話をよくしています。
我々が未来について話す時、当然ながら「未来は不確定要素である」ということを前提として未来のことを話すんですよね。
けれども未来というのは、「どこかの世界線に必ずその世界がある」という認識を持つことが大事だと思います。
いろんな選択をする中で、自分がそこにたどり着く未来は必ずある、ということをまず認識する。そこから始めることで、未来の方から自分を見ることができるんです。
つまり登山で言えば、山の頂に立ったところから登っていく自分、過去(現在)の自分を見渡す、というような感覚を持つことができるという話です。
まさに今物理の中では、時間の流れの話に関していろんな人がいろんなことを言っているんですが、そもそも物理の数式に、昔から時間は入っていないんですよ。
つまり時間がどちらが先でどちらが後かというのも、数式で教えてくれなくて、出した物理学者たちが驚いたんですが・・・。
結局物理の世界から言うと、「現在・過去・未来というのは全てここに今ある」というのが確実な答えになっているんですね。
時間の矢と呼ぶんですが、過去・現在・未来という時間の矢がある状態の方が特殊だという解釈になっています。
そこが未来についての突破口になっていると、私は思っているんです。
よくイメトレという言い方をするんですが、イメトレって自分で想像して作り上げるというイメージがあるんですがそうではなく、実際にそれがあるということを感じる、といったイメージなんです。
私は結構「未来の記憶」といった言葉を使うんですよ。
未来の記憶とは、一般的には先ほど言った常識的な時間の矢からすると外れているんですが、そうではなくて、未来の記憶をみんな持っているはずなんですよ。
つまり現状として、見てきているものがあるはずだから、どれを選んで、どれを思い出して、どれを選択するかだけなんですよね。
仕組み上どうやらそうなっている、という理論もいっぱいあります。
我々の一般常識では、もちろん現代社会があって、時計があり何時に出社して、何時にどこに行く・・・などということが決められている中で、なかなかそれを抜け出たところの感覚を持つというのは、難しい部分もあると思うんですね。
でもそれはそれとして、それを敢えて自分の考えの中で意識の書き換えをするという作業からやらなければいけないですね。
そうですね。
今日を例にとっても、日矛さんと対談するということで、時間の取り決めで成り立っていますから、それは3次元的に当たり前なんですが・・・。
でも今私たちが体感している時間の仕組み、世界で一応標準時間があって、ここに日付変更性があって・・・という風になってから、100年程度ですからね。つい最近ですよ。
100年前などというのは、町ごとに時間が違ったりしていたんですね。そうするとやはり、人間が作り出してる概念と捉えてもいいですよね。
だから、日常生活はその通りきちんと成り立たせるんですが・・・。
でも実はこの時間の仕組みができたのは、たかだか100年前ぐらいなのか、ということを認識をしながら、では本当はどういう形になっているの?どうやって選択すればいいの?ということを考えるのはとても大事ですよね。本質的だと思います。
そもそも時間の概念がどうやってできたかと言うと、天体の運行ですよね。
地球が24時間かけて1回転しているから1日ができる。それから地球が太陽の周りを回っているから1年という概念ができる。
それは森羅万象に共通することなので、例えば植物であっても他の野生動物であっても全部そのサイクル、体内時計で動いている、という話ですよね。
ただ我々人間は、その時間というものを意識してしまったがために、おそらくもっと違う凝り固まった考え方に囚われてしまっている、ということなんですね。
それが例えば縄文時代であるとか、そういう時間がなかった時代というのは、きっともっとナチュラルにいろんなものを感じ取ることができたということでしょうね。
多分そうですね。
ある学者さんが面白いことを言っていて、時間というのは、地球上に人類という記憶力を持った生物が生まれてきてしまったからあるだけで、もしそうではなかったら、時間というのは存在しなかった、という説もあるんです。
私はそれを聞いた時、すごいなと思ったんですね。
確かに記憶力があるから時間の流れを認識しているだけで、もしなかったらないんだと。
だから実は、根拠は全然違うところにあるかもしれないですよね。
そうすると、この新時代において、地球というこのグリッドの中で我々は生活しているわけですが・・・。
宇宙時代になって、地球から抜け出ていろんな惑星や天体などに行くようになったら、地球の時間の縛りはなくなるんですよね。
確かにそうかもしれませんね。
そうすると、一度そこの時間の感覚を手放す時代がやがて来る、という話ですよね。
本当にそうだと思います。
時間というものに対しての本質に近づく時期というのが、必ず来ると思いますね。
もし仮に、ものすごく進化が進んだ生命体がいたとしたら、おそらく全く違うような時間の概念を彼らは持っているはずですよね。
絶対そうだと思います。
それが何なのかというのは、本当に興味が尽きないところなのですが・・・。
また機会がありましたら、よろしくお願いします。
是非よろしくお願いします。
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