ジャパンファースト・日本が自立する潮目

皆さん、こんにちは。
今日も前回に引き続き、饗庭浩明さんにお越しいただいています。
よろしくお願いします。



よろしくお願いします。



前回の話が非常に盛り上がりまして、新情報もいただいて、そういうことなんだというのが改めてわかりました。
実際に「ディープステイト」というのが都市伝説ではなく、本当にそういう勢力が存在しているということですね。
闇の組織などという言い方をされますけれども、闇でも何でもなくて、本当に実際にあるということでした。



そうです。むきだしですね。
むきだしで勢力として存在するし、もうそれをずっと肌で感じ続けての、この10年みたいな感じですね。



そうなんですね。
今でこそトランプが政権をとって、饗庭さんも非常に注目されているお立場ですけれども、草の根的な、大変なところからそれを見守っていらっしゃるところに、非常に価値があると思っています。
今後ともそういう活動を通して、我々に色々なことを教えていただけたらと思います。



承知しました。



今日は前回に引き続きの話なんですが、ちょうど参院選を控えておりますので・・・。
トランプ大統領が、「アメリカファースト」ということを言っておられますが、そのアメリカファーストの本当の深いところの意味というのは何か、ということをもう1回捉え直したいと思います。
そして、我々日本人も「ジャパンファースト」で行こう、という話につなげていきたいと思います。
●トランプがアメリカファーストを唱える真意



まず、トランプがアメリカファーストを唱える真意は、どういうところにあるんですか?



はい。
政治家としては、実は当たり前のスローガンではあるんですよね。
大手のメディアは、独然的とか差別的とかそういう言い方をしますけれども、そうではないんですね。
アメリカファーストでトランプが1番言いたいことは、「アメリカ国民が幸せになるための政治をしましょう」ということなんですよ。
何も悪いことではないですよね。
要は、「国民への奉仕者が政治家ですよ」と。
そういうことであれば、トランプが言っていることは、「アメリカの大統領として、政治家として、どうやったらアメリカ国民がより幸せになるための政策を実現し、政治を行うことができるか、その当たり前のことをやっていきましょう」ということなんですね。
なぜそれを言わなければいけないかというと、今までアメリカが、アメリカ国民のための政治を行っていなかったからなんですね。なぜか上層部にいる人たちや、奥にいる人たちが都合良くなるような政治で、アメリカ国民がそっちのけになるような政治をしていたんじゃないんですか、と。
それに対する大きな一石、核爆弾みたいなものを投じて、「そういえばそうだよね。何か俺たち利用されているよね」ということに国民が気づいて、マガ運動、MAGA(メイクアメリカグレイトアゲイン)がものすごく大きくなっていって、今回の第2次トランプ政権にも繋がっていった、ということなんだと思います。シンプルなんですよ。
●深刻な超格差社会



国民が気づいているというか、気づかざるをえないような状況がアメリカの土壌としてあるのかなという風に思っていまして、1番大きいのは、貧富の超格差社会の問題ですよね。
アメリカというのは、世界一の豊かな国であると標榜しているけれども、本当に貧困層というのが、もうどうしようもない状況になっていますよね。



はい。



それが現象としてあるということは、やはり何か裏の方で、自分たちの既得権益、甘い汁を吸うような勢力があるということは間違いのないところなので、おそらくそういうところの本当に根幹たるところを打ち壊そうとしているのがトランプのやろうとしていることかな、という風には感じます。



そうですね。おっしゃる通りですね。



そうすると、今、関税の問題が非常に注目されていますけれども・・・。
本当に局所的なところだけを切り取ったら、関税が上がった、下がったという話になるんでしょうけれども、もっと深いところでは、既得権益のそういういびつな構造というものを打ち壊そうという話で、当然トランプは動いているんじゃないかなと思ったりするんですが・・・。
●トランプが仕掛けている関税問題の真意



はい。おっしゃる通りです。
関税について申し上げますと、何か世界中に関税障壁を作って、トランプが世界経済をぶち壊そうとしているという風に思うんですけれども・・・。
関税を上げること自体は、まずターゲットとして1番に置いているのは、中華人民共和国なんですよ。
中国の連中が、安くて悪いものをアメリカ国民にどんどん出している。しかもアメリカのものであるはずなのに、中国で生産して安いものを出している。
●トランプの狙いはアメリカ国内の生産性回帰



そうすると、結局アメリカ国民の働き口がなくなってしまう。アメリカで、もっとちゃんとアメリカ国民のものを製造すれば関税はかからないから、「アメリカの工場はみんな戻っておいで」というための運動であるんですよね。
その成果というのは、多分今すぐではないんですよ。2年後、3年後に出てくるものだと思います。
工場の移転なんてすごく時間もかかりますし、大変なことですから。大企業はヒイヒイ言うでしょうけれども、アメリカに戻った方が企業にとってもいいよ、と。
結果工場が増え、アメリカの製造業が豊かになります。そうすると、アメリカ国民が働ける場所が増えます。
ということで、おっしゃった貧富の差がギュッと縮まっていって、中間が増えていくわけですよね。これをトランプは狙っていくわけです。これが1つです。
●FRB支配からの脱却



もう1つ言いますと、何で関税でやるかというと・・・。
関税によってアメリカは利益を得るわけですよね。
そうすると、そのためのお金を予算として、アメリカはアメリカ国民のために使えるわけですよ。
今まではアメリカの経済というのを、例えば、いわゆる中央銀行であるFRBがドルをバンバン刷ることによって成り立たせてきましたよね。そして赤字が膨らんできましたよね。それによってアメリカの政治家も、結局FRBに牛耳られていたという状況なわけですよ。
けれどもFRBに頼らずに、外とのやり取りを通じて関税を上げてその利益を得て、それをアメリカ政府が国民のために予算として使えるんだったら、FRBがいなくて済むわけですよね。
実は、あまりこれは人に言っていないんですけども、これもトランプの狙いなんですよね。
だから、全てはディープステートの勢力、息吹をどんどん断ち切るためにやっているということです。そして今回の関税も大きな狙いなのかなという風に、気づいている人は気づいています。



短所的に見たら、日本の輸出産業が打撃を受けるということで、それは本当に事実あるでしょうけれども、トランプがやろうとしていることは、自国のことは自国でやってね、という自立を促すということなんですよね。



はい。



そういう意味では、今の日本の政権は本当にていたらくなんですけれども、潮目が変わって大きな政策としてそういうことをやり出すと、日本も変わってくるんじゃないかなという風には感じます。



おっしゃる通りですね。
トランプは、アメリカファーストを掲げて、アメリカ国民のための政策実現をちゃんと公約通りにやっているんですね。第1次の時も今回も、ちゃんと明記して、この間壁も作ると言って本当にやっているし、約束を守っているんですよね。
けれども日本の政治家は、例えば今も参院選をやっていますけれども、公約で何を言ったって実現しようとしないじゃないですか。その時だけじゃないですか。
そして、それに国民も慣れてしまっていますよね。「なんと言ってたっけ、あの政治家は?」「自民党は何と言ってたっけ?」なんて、もう結構忘れてしまったりして、なあなあが続きすぎていたんですよ。
そして今回、財務省の解体運動とかWHOの脱退とかお注射の問題とか、国民運動が今、北海道から沖縄までバーッと燎原の火みたいに起き始めていますよね。
日本人もやっと気がついたわけですよ。
先ほど日矛さんがおっしゃったように、「あっ、トランプはアメリカファーストで、アメリカ国民のための当たり前の政治をやっているように、日本の政治家も・・・」
「よく考えたら、何で俺たちが増税させられなきゃいけないんだよ!」
「こんなに苦しんでいるのに、何で外国にばかり援助のお金を送って・・・」
「能登の復興支援のためにもお金を使わないで増税して、それが本当に社会保障に回っているのか!」
「保険の手取りだって何か少ないよね」
・・・・。
それから極端な例ですけれども、夏になってきますと、今毎日のように熊の被害が出ますよね。日本に3000頭しか本州にいなかったツキノワグマが、今何万頭に増えているわけですよ。
動物園の中に、人間と熊が共存しているような世界の中で、この前も青森県でついに自宅のリビングに熊が入ってきて、おばあちゃんが被害に遭ってしまったんですよね。
こんなことは日本の歴史上、起きていなかったんですよ。
でも、その熊を狩るための猟友会の予算も出してあげられないということで、日本人がどんどんもうハイキングにもろくに行けなくなっているような、恐ろしい国になってしまったんですよね。
日本人のための政治を今こそやらなきゃいけないという運動が、今自民党を何とかしなきゃいけないという方向で、参議院のいろんな政党支持率の変化にも現れてきているんじゃないかなと思います。



そうですね。
我々有権者が、唯一政治に関われるのが投票ですから。
どこの政党に投票するか、また投票しないという放棄も1つの選択であるということを本当に我々の心に留めて、行動に移さなけれいけないということですよね。
また、今饗庭さんがおっしゃったみたいに、今までは何となくその場しのぎで掲げられていた公約で、いつの間にか忘れ去られるという状況だったんですけれども、もうそうはいかないところまで国民が疲弊している、というのがありありとわかるんですよね。
国民の疲弊が本当に大変なところまで来ていて、ようやくこの場に来てどうするか、ということなんですよね。
そしてそれをトランプが示してくれているんですよ。
いわゆる泡沫候補だと言われたトランプをアメリカの大統領として選んだ、というアメリカ国民の意気込みみたいなものがあって、それをいい意味で日本人も汲んでいかなければいけない、ということなんでしょうかね。
●トランプによって日本の政治家の無能ぶりが浮き彫りになった



おっしゃる通りですね。
トランプの存在のおかげで、政治家の仕事とは国民のために尽くすことだったんだということを、日本の政治家とのギャップを感じて僕らは改めて目が覚めたといいますか、日本の政治家が、本当の政治家の仕事をしていないという風に、気がつく人がとても増えてくれたと思うんですよ。
かつ、関税の問題もそうですけれども、トランプに振り回されていますよね。今の自民党、与党もそれから政権も。交渉力もなく、日本のために命を張って、トランプとガチンコでやれるような政治家がいない。この無能ぶり、醜態をさらしているところで、激震が走っているわけじゃないですか。
「このままではダメだ」「与党には任せておけない」という動きですよね。
これをトランプが結果として起こしてくれているというのも、日本の新しい目覚めのためには、本のタイトルですけれども大事なことかなと思います。



そうですね。
前回もご紹介しましたけれども、「大いなる目覚め」ということで、我々日本人は今こそ、このタイミングこそ、目覚めなければいけないということですね。本当に、お尻に火がついているような状況になっているんで、外圧的にも。
日本人は昔から、黒船ではないんですけれども、外圧がかかると一気に潮目が変わるというか、動くような国民性があるんですが、まさしくこの関税と言う外圧がいい意味で、我々のいい世界線を選ぶような潮目になれば、本当にありがたいことですね。
●日本の政策の裏側があらわになってきている



おっしゃる通りだと思います。
いろんなことが、あらわになってきていますよね。
何でトランプが書簡を送って、日本に対する関税をもう25%やるという風に言ったかといえば、その裏には・・・。
「中国で作られていた、麻薬のフェンタニルのいわゆる拠点が、名古屋にあったんですか?」
「そこからアメリカにどんどん流されていって、アメリカでも何十万人という恐るべき被害者、死亡者がたくさん増えているんですが、こんなことを日本がやっていたんですか?」
そういうことをずっとアメリカは、早くこの名古屋で「調べてくれ」「調べてくれ」と言っていたのに、中国に忖度して日本がやらなかったわけですよ。
そういったことも今、全部わかってきたんですね。
同盟国であったはずの日本が、実はアメリカの敵だったんじゃないのか。安倍さんがいなくなってから、そういうことがあらわになってしまったんです。
こういうことも今、わかってきているので、トランプの外圧が、今の日本の政治の膿を出すために大きないい影響を与えてくれているんじゃないかなと思いますね。
●現代版の戦争は火力兵器だけではない



国と国同士の衝突というのは、もちろん火力兵器を使った戦争もありますが、現代版の戦争というのは、もっと違う風に形を変えていますよね。
1つは、今言われたフェンタニルというものを流して、その国をダメにするとか、そういうものもあるということですね。
それを日本人は、少しお花畑的に何となくとしか受け取っていないんですが・・・。
本当にそういう事実があるとしたらそれは由々しき問題で、我々は毅然とした態度を取らないと、そういう意味での戦争に巻き込まれているということになるので、はっきりとしなければいけないところですよね。



おっしゃる通りですね。
●大事なことは正しい情報を汲み取っていくこと



そのためには、正しい情報を汲み取っていくということが、1番大事なところなんですよね。
でも正しい情報が、今までのオールドメディアではどうしてもフィルダーがかかってしまうんですよ。フィルターがかかるのは、スポンサーがついているからなんですよね。
スポンサーというフィルターがついているところであるということを、もういい加減気づけよということですね。
もちろんSNSが万能であるとは、私は思っていませんし、そうではないと思っています。
やはりこのSNSも、色々な私利私欲的なものもうごめいているところなんで、そこも含めて正しい情報を汲み取っていくということが、今後の私たちの課題ではあるかなという風に思います。



おっしゃる通りですね。
やはり情報選択もすごく大事になってくるとは思いますけれども、環境として今まで大手メディアの操作、オールドメディアに受けていた印象操作と洗脳ですよね。これが僕らは濃すぎたんですね。
だからとりあえずは思想の自由市場のSNSの海の中で、皆さんが何が正しくて、何が間違っているかということを選べる自由があるというのは、すごく大事なことだと思うんですよね。
そんな中で僕が大事にしていることは、アメリカの一次情報をお伝えしますということなんですね。
みんな大体のYouTuberとか評論の方というのは、どこかのメディアから取ってきているんですよ。
「原典にあたっています」と言っても、アメリカのメディアの原典を取って、誰よりも早く発信して、ということされているんですね。
けれども私は、例えば毎週ワシントンDCと、Zoomや電話の会議をしています。そしてそこでは閣僚が出てきたりします。実はあの国防総省の長官とやり取りしたり、エネルギー省の長官とやり取りをしたりしているんですよ。
翻訳はしていますけれども、僕がやっている共和党系の仕事から汲み取れる方、チャンネルを登録していただいている方というのは、経営者の方だったりして、皆さん、本当に正しい情報を求めている方が多いんですよね。
だからそこから多分、感じていただいているのかなという風に思います。



饗庭さんの立場から肌感覚として、アメリカのトランプから端を発して、起こっていったこの大きなうねり、波というのが日本にやがて波及していくんでしょうが・・・。
アメリカ人は、日本人をどういう風に見ているのでしょうか?
例えば、もちろん敗戦国として支配されていた部分もあるんでしょうけれども、私から見たらトランプは、「いい加減自立して、自分の道を歩んでいけよ」という風なところも見て取れるんですけれども、そんな感覚でよろしいんでしょうか?
●アメリカ国民にとっての日本



そんな感覚でいいと思います。
ただすごく残念なんですけれども、アメリカ国民や今のアメリカの政治家にとって、日本の人たちに対する思いだったり、エールを送ったりなどというのは、ほとんどないと思ってください。
それはどういうことかというと、我々にとって北朝鮮とか韓国とか中国とか、アジアで起きていることというのは、肌感覚として色々わかるじゃないですか。
けれども例えばコロンビアで起きていることとか、ブラジルで起きていることとか、メキシコで起きていることというのは、何か遠い世界のことなので、「勝手にやってよ」と思いますよね。それと同じです。
アメリカにとっての中南米というのは、僕らとってのアジアと一緒の感覚なので、すごく日常問題なんですよ。
ラテンの連中とどう関わっていくかというのは、アメリカにとってはすごく日常茶飯事の肌感覚なんですけれども、彼らにとってアジアは遠いんですね。
非常に遠いので、安倍さんみたいに外交力があって、パワーもあって、表現力もある人だったら、ぐっと距離を近づけてくれるんですけれども・・・。
今、何かもう中国とべったりになっているような日本というのは、もう本当に敵みたいな感じで、一緒、一括りになっているようなところもあるんですね。
●アメリカに頼ることなく日本の本当の意味での自立が問われている



ですから、アメリカに過度の期待をするのではなく、トランプがやってくれていることに学びつつ、かつトランプが受けている外圧を上手に利用しながら、日本人が大きく変革していくためのきっかけにして、僕らの力でやらなきゃいけないし、やれるという風に思っています。



そうですね。
最終的には日本人が自覚をして、自立していくというところに帰結するんでしょうね。
ある意味それが本来の姿なので、今まで敗戦国として核の傘に入って、日米同盟としてやっていたんですけれども、もう自立して自分の中で色々とやっていかなきゃいけないんですね。
もちろん軍事的な部分だけではなくていろんな部分で、政治的にも経済的にもそれが必要であるということで、また今それしか答えがないですよね。



そうですね。
もう我々が目覚めて、我々の力でやれると信じて立ち上がっていくしかないし、その芽は出てきているんじゃないですか。この参院選をきっかけに。
多分これで全部、自民党や今の官僚組織が終わるとは思わないですよ。何回かこういうことを繰り返しながら・・・。
徳川幕府も結局15年ぐらいかかったわけですよね。大きな維新になるまで。
やはり時間はかかるかもしれないけれども、新しい時代への胎動はもうすでに始まっている、という風に僕の今の肌感覚では感じています。



2回に分けて色々とお話を伺ってきましたけれども、トランプから始まる大いなる目覚めということで、我々日本人も目覚めていくタイミングに今来ている、ということが非常によくわかりました。
今後もお付き合いいただいて、色々とお話をまたしていけたらと思いますが、饗庭さん、どうでしょうか?



こちらこそです。ありがとうございます。
よろしくお願いいたします。



元々饗庭さんは、精神世界などにも非常に興味をお持ちの方なので、リアリストでありながら目に見えない世界も視野に活動されていて、非常にバランスが取れたところが、私は頼もしく思っております。



ありがとうございます。ありがたいことだと思っています。
今日はほとんど、宇宙人の話もUFOの話もできなかったですね。



そうですね。本当は、そっちの方もありですね。
ということで、今日は饗庭さんをお招きしてお話を伺いました。
どうもありがとうございました。
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