ブランドン・ビックスの3つの近未来予言
▼予言の有効性
皆さん、こんにちは。今回も世界情勢アナリストの高島康司さんをお招きして、色々とお話を伺っていきます。
ヤスさん、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
今回は少し趣向が変わりまして、ブランドン・ビックスという人が、近未来予言をしているということなんですよね。
実は彼は、アメリカ大統領選の時の、トランプ大統領の襲撃事件を詳細に予言していたということで、大当たりだったそうなんですが、その後トランプが当選するというところまで予言したそうなんです。
さらに今後どうなるかということが、ブランドン・ビックスによって語られているということなんですね。
今日は、その辺のお話を伺っていきたいと思います。
はい。
その前にヤスさんは、このような予言についての話というものも、結構興味がおありと言いますか、話の引き出しの中におありなんですよね。
はい。基本的に情報発信でやっているのは、世界情勢予測や世界情勢分析みたいなことなんですけれども・・・。
世界情勢と世界情勢分析に関して細かく情報を集めていると、多くの場合「ブラックスワン」といった、予測できないようなことが起こるんですね。
それによって、今まで論理的にこうだろうというような一般的な軌道が、大きくそらされて全然違う方向に行ってしまうということがよくあるんですよね。
例えば911もそうだろうし、リーマショックみたいなものもそうだろうし、先日起こった韓国のクーデターみたいなものも、ある意味で、そのブラックスワンだと思うんですよ。
問題はその「ブラックスワンが起こった時に、人々がどのように反応するのか」ということなんですね。
大抵パニックになりますよね。
それで、人々がどのように反応するのかという反応の仕方を調べるために、実は「予言というのは結構有効だ」ということが分かったんですね。
何故かと言うと、予言というのは多くの場合、ある1つの社会の中で集合的に共有されている1つの恐怖のイメージなんですね。
そして、その恐怖のイメージに、大体ぴったり合うことが起こった場合、「まさに予言されていたことが、将来的に確実に起こるだろう」という風に思い込んで、逆にパニック的な行動が加速される、ということになってくるんですよ。
例えば最近の例だと、ウクライナ戦争がそうです。ウクライナ戦争が起こった時に、特にヨーロッパの人たちは、パニックになったんですね。
何故かと言うと、ヨーロッパの予言の中で「ロシアのヨーロッパ侵攻があって、ヨーロッパが滅ぼされる。」という予言が実は15世紀とか16世紀ぐらいから、ずっと存在しているんですよ。
ノストフォビアと言いますか、ロシアに対する過剰な恐怖ですよね。そういう時にウクライナ戦争が起こった場合、パニックになって、その指導者も民衆も過剰反応するんですね。
それで逆に極端なことを言うと、ロシアを追い込んでしまって、そこからもっと大きな戦争へ発達させていくといった感じのメカニズムが働く、ということなんですよ。
だから、「人々の集合意識に、恐怖として何があるのか。」それを見るための1つのウィンドウというのは、やはり予言は結構有効だと思っています。
なるほどですね。
あらかじめ「こんなことが起きるよ。」という予言によって、そこに何らかのバイアスがかかって、起動修正されるなどということもよく聞く話なんですけれども・・・。
今回のブランドン・ビックスは、この前からずっと話題になっている、アメリカの福音派の教会の関係者ですよね。
▼ブランドン・ビックスが言い当てた予言
そうですね。福音派の教会の用務員なんですね。
どちらかと言うと、キリスト教系の予言者の人たちというのは、別に教養が高い牧師であるとか、神父であるとか、所謂公的な教育を受けた人ではない場合が多いんですよ。
ブランドン・ビックスも、まさにそういう人なんですよね。
その人が、前もって「こういうことが起きる」ということを言っていて、実はYouTubeなどでもあがっていたんですよね。話題になっていますね。
そうですね。
今YouTubeで日本語訳をつけて、一部で話題になっています。けれども、僕が発見したのはトランプの暗殺未遂事件が起こった7月13日の翌日の、7月14日なんですよ。
やはりアメリカの YouTubeで、「これはブランドン・ビックスの予言、そのままじゃないか!」ということで、話題になっていたんですね。そこで初めて知ることになったんです。
それはどういう予言だったかと言うと、実際にトランプの暗殺未遂事件が起こった4ヶ月前の、3月14日のことですね。その日に、ブランドン・ビックスが予言者として、福音派の牧師のインタビューを受けていたんですね。
その時に、次のように言ったんですよ。
「愛国主義の流れがアメリカを襲う。」
「その愛国主義の流れが、ペンシルバニアから始まって、あらゆるところでアメリカを襲う。」
「そうした時に、トランプが暗殺をされる。」
「その時に右耳を弾丸がかすめる。」
「そして鼓膜が破れる。」
「鼓膜が破れたトランプがしゃがみ込んで、神に対して祈り出す。」
「そうすると、トランプが別の人間になるくらいに変わってしまう。」
「それから、この愛国主義の流れがもっと激しくなって、最終的にはトランプの圧勝で大統領選挙が終わる。」
すごいですね。右耳をかすめるということを、ピンポイントで当ててくるというのは。
もちろん陰謀論的なことを言ったらきりがないと思うんですが、そこまで狙ってかすめる、なんていうことをするわけがないし、仕様もないですよね。
それを当ててきたということですよね。
その予言が当たった後、当然ブランドン・ビックスはすごく注目されますよね。
それまでも彼は福音派として、いろんな予言はしていたんですが、そんなに注目されてはいなかったんですよ。
やはり7月13日の暗殺未遂事件以降ですね。ブランドン・ビックスに、いろんな人から質問が殺到していったのは。
「君はね、トランプの鼓膜が破れると言ったじゃないか。でも実際は破れていないだろう?」
その質問に対してブランドン・ビックスは、
「いやいや、僕の見た情景は、耳から血が流れているトランプの情景だったんだ。だから私は、それを勝手に鼓膜が破れたと解釈しただけだ。」
と答えているんですね。
そこまで情景が見えているんですね。
あとは解釈の問題ですね。
そうですね。
だから、3月14日の彼のオリジナルの予言の映像を見ると、右耳を押さえているんですよ。ここにこうやって飛んできて、という形でね。
それは確かにトランプが実際に経験したことでもあるし、不気味ですよね。
そのブランドン・ビックスは、ある意味経済的なものや政治的なものに見識がないが故に、何でもフラットに拾えるところが逆にあるのだろうと思うんです。
そして今後、アメリカの大統領選にトランプが当選した後のことも予言していますよね。
▼近未来予言 ①XRP(リップル)の暴騰
そうです。まずこれは、今年トランプの暗殺事件が起こる前の、7月10日の予言なんですけれども・・・。
「仮想通貨のリップル(XRP)が暴騰する。」と言ったんですね。爆上げすると。
7 月10日の時点でのリップルの値段は、69円とか70円なんですよ。それでブランドン・ビックスは、それが暴騰して1万ドルまでいく、と言ったんですね。約150万円です。
それはAppleの株価が暴騰するのと、同じような感じのパターンを辿るんだ、と言ったんですよ。
さらにステラルーメンという仮想通貨があるんですが、これもやはり暴騰する。あと、イーサリアムも上昇して1万ドルまでいくだろう、と言ったんですね。
それでどういうことになったかと言うと、現在の相場を見ると、ほぼブランドン・ビックスの言う通りになっているんですね。
このXRP、リップルの上昇というのは、もう暴騰ですよね。今、大体400円ぐらいになっています。
そしてステラルーメンもやはり冒頭しているわけだし、イーサリアムも結構上がっているんですね。
一方、柴犬とドージコイン(DOGE)は上がらない、あまり期待を持てない、と言っていたんですよ。それで、今柴犬とドージコインが若干上がってはいるんですが・・・。
彼は、最終的にリップルあたりから比べれば、そんなに期待は持てないだろうと言ったんですね。だから今のうちに買っておくことをお勧めするんだ、と。
これもやはり現在の相場を見ると、結構当たっていると言って間違いないんじゃないかと思うんです。
▼近未来予言 ②第3次世界大戦
まだ実現されていない予言なんですけれども、あと2つあるんですね。ただ、どれも真っ暗なんですよ。
2つ目の予言が、10月の半ばか終わりぐらいに出されたものだったと思うんですけれども、第3次世界大戦がどうやって起こるかということを詳しく言ったんですね。
そして、3つの引き金について予言しているんですよ。
第1の引き金 ロシアによる新兵器の使用
「ロシアが新兵器を使う。」
「それは核兵器ではないので、放射線を発しないんだけれども、核兵器並みの破壊力を持つミサイルである。」
「これを最終的にプーチンは、ポーランドに打ち込む。」
「実はこれが、第3次世界大戦の1つの引き金になる。」
それで、先日話したロシアの新しいミサイルですね。
ミサイルに搭載されたアヴァガードという弾頭。
あれはマッハ28で直接目標物に落下して、衝撃波で周辺を全部焼き払うというタイプの兵器ですから、放射線は発しないんです。でも核兵器並みに破壊力を持つ新兵器なんですね。
それは、オレシュニクという極超音速ミサイルから発射されるんですが、まさにその描写そっくりなんですよ。
それで今どういう状態かと言うと・・・。
タッカー・カールソンという、トランプに1番近いジャーナリストであり、フォックスニュースのメインキャスターだった人なんですが、彼は今ロシアにいるんですね。
「このままなら核戦争になるかもしれないので、とりあえずラブロフ外相と話しに来た。もう自分たちが動かないとダメだ。」ということで。
今プーチンは、「もし、今後も長距離ミサイルによるロシア領内の攻撃をウクライナが続けるのであれば、我々はオレシュニク、アヴァンガードを使った報復攻撃をする。」と言っているんですね。
そしてウクライナは、エイタクムス(ATACMS)というミサイルを使っているんですけれども、その運用センターというのは、実はNATO軍の基地で、ポーランドにあるようなんですね。
そしてブランドン・ビックスはポーランドの地図を示して、ピンポイントで「ここの地域だ。」と言うんですね。
僕が調べたら、その指定された地域がポーランドの機甲師団の基地だったんですね。
それが1つの引き金です。
第2の引き金 トルコ、ロシア、イランの連合国によるイスラエル攻撃
2番目の引き金が、トルコとロシアとイランが連合軍を作って、イスラエルを攻撃するというものです。
これが実は、旧約聖書のエゼキエル書第36節の、ハルマゲドンの実現になるんです。その時にアメリカはイスラエルを見捨てると言うんですね。
要するにアメリカ国内が混乱して、イスラエルどころではなくなっているような感じがするんですね。
第3の引き金 中国によるアメリカ西海岸の攻撃
ブランドン・ビックスは、「アメリカがイスラエルを見捨てるので、神からの懲罰がある。」と言っています。
その神からの懲罰は何かと言うと、中国によるアメリカ西海岸の攻撃です。その時に1番被害を受けるのは、ハワイだと言うんですね。「ハワイを占領しに来る。」と。
「F16に似た多くの戦闘機が、ハワイを火の海にしているのが見える。」と言ったんですね。
それが第3 次世界大戦の第3の引き金で、いつ来るかということはまだ分からないようです。
ただ第1の引き金の、ポーランドに発射する、放射線を発しないけれども核兵器並みの破壊力を持つミサイル。これは、オレシュニクとアヴァンガードの描写そっくりなんですよね。
それを、アヴァンガードとオレシュニク発射のかなり前に、ブランドン・ビックスが予言しているんですよ。
そういう情報を全然知らずに言っているところが、すごく興味が持てますよね。
そうです。
ブランドン・ビックスは、言ってみれば多くの知識を持っている人ではないので、自分が見たままのことを、そのまま言うんですね。描写として。解釈一切なしで。
おそらく、トランプの襲撃事件の映像を見て予言したのと同じく、映像として何か見えているものを捉えている、という感じかなと思うんですよね。
そうです。彼は福音派ですから、
「神から直接語りかけられた。」
「神といつも語っている。」
という風に言うんですね。
また
「主は言った。」
「こういうビジョンを主によって見せられた。」
みたいな形で言いますね。
実際に、何が降りてきているのかは分からないんですが。
今ブランドン・ビックスの未来予言で、2つ出てきました。
1つ目は、仮想通貨の話。2つ目が、やがて戦争が起きるという話でしたが・・・。
どうもこの2 つは、トランプ大統領の任期中のような気がするんですけれどもね。
確かに、そうですね。
▼近未来予言 ③アメリカ経済の崩壊
そして3番目が、経済の混乱の話もありましたよね。
そうです。
これは、まだ実現されていないんですけれども・・・。
ブランドン・ビックスは、「とにかくトランプの大統領就任までが、大変な危機的な事態になる。」と言っているんですね。
要するに、トランプの3回目の暗殺事件もあるだろうと。
ただ暗殺事件はあるんですが、今回未遂に終わる。
でも、「トランプは、以前の7月13日の事件よりも大きな怪我を負うだろう。」と言うんですね。
そして、「そういう危機を乗り越えながら、トランプが大統領に何とかなるだろう。ただ、なった後なんだ。」と言うんです。
「その後に、アメリカ経済が崩壊する。」と言うんですよ。
何がきっかけで崩壊するのかということまでは、彼は言っていないし、見えていないと思うんですね。
ただ、「もうアメリカ経済が、本当にやっていけないくらい、歴史的な崩壊を辿る。」と。
そして、「その支払い決済手段としてのドルが、使えないようなところまでいくんだ。」と言うんですね。
そうなった時に、中国とロシアを中心としたブリックスは、独自の通貨を決済手段として使い出す。もうすでに使ってはいるんですが、いろんな決済手段で、ドルに依存しない決済手段を使い出す。
それで何がアメリカで1番やられるかと言うと、「アメリカの金融産業、金融経済が、もう立ち行かなくなる。」と言うんですね。
ブランドン・ビックスは、「私は、ホワイトハウスのオーバルオフィスで、神に向かって祈っているトランプが見える。そしてトランプは、大変な思いをして、3年間かけながらアメリカ経済を何とか立て直す。」と言うんですよ。
「そうした3年後に出てくる、立て直したアメリカ経済というのは金融経済ではない。製造業とか一次産業であるとか、要するに実質経済を基盤としたその循環なんだ。」と言うんですね。そのような経済になると。
だから、金融経済のピカピカの部分はなくなる、と言うんですね。
そしてブランドン・ビックスは何と言っているかというと、「その過程でアメリカのドルが使えなくなる。ドルを前提としたシステムが崩壊するので、アメリカ政府から、所謂決済手段として仮想通貨の方に移行する。仮想通貨の支払い、決済プラットフォーム。こちらの方が一般化するんだ。」と言うんですね。
それが第3の予言です。
そこで、1番目の仮想通貨の話が繋がってくるんですね。
ドルに代わる新基軸としての、仮想通貨ということですよね。
そうです、そうです。
その中でも、特にリップルが決済手段としてすごく注目される、ということになるみたいですね。
そうなんですね。
でも、あくまでもこれは自己責任で、取引に関しては皆さんにお願いしたいと思っているんですよ。
特に仮想通貨というのは、生半可な知識でやると大怪我するものだと思っているんです。いろんな意味で。
最近の石破総理の国会答弁でもありましたが・・・。
仮想通貨に対しての税制の優遇などというものは、まだまだ先だ、というような話が日本の国政の大きな考え方なんですよね。
世界的にも、仮想通貨に興味を持っている人が、人口比でまだ3%ぐらいしかいない、というのが今の状況なんですね。まだまだ黎明期と言ってもいいぐらいの状況です。
それが、抜けてくるんですね。
理由は先ほど言われたみたいに、経済が破綻して新しい基軸を人々が求めるからだ、という話ですよね。
そうですね。
仮想通貨に関してもう一言なんですけれども、今テザーというステーブルコインがありまして・・・。
ドルとリンクしたステーブルコインですから、価値はあまり変動しないんですけど、あれはもう既に、国際決済通貨として使われているんですね。
1日の決済額で3兆ドルだったかと思います。ドルと比べるとまだまだ小さいんですが、それでもやはり巨大です。1日3兆ドルですから。
そしてテザー(USDT)を出しているテザー社なんですが、140人しか社員がいないんですね。でも、その利益がブラックロックを超えているんですよ。
だから、所謂国際決済通貨として仮想通貨が使える、という方向性ではあると思いますね。
実際のところ旧型の、旧ドルとでも言いましょうか、このドルは通貨発行権を握っている人間のコントロール下に置かれているわけなんですが、仮想通貨はそういうものではありませんから・・・。
そうですね。分散型です。
国と国とを越えて流通するということなので、やがて時代としては、そういう流れになっていくんでしょうね。
だと思いますね。
あと、リップル社も新しいステーブルコインを作ろうとしているみたいです。
もっと先の近未来の話だと思うんですが、何かの仮想通貨が暴騰したとしたら、やがて量子コンピューターが実用化されて、おそらく金融システムが根底から覆るような革命が起きるような気がするんですよね。
計算能力が飛躍的に上がって、マイニングなどといったものが全然価値を見出さなくなるような状況に追い込まれるようなことは、必ず出てくると思うんです。
だからもし、仮想通貨でキャピタルゲイン、利幅を狙って一山当てようと思う人は、多分その後痛い目に遭う可能性も当然あることは予想できますね。暴騰の後、暴落が当然あると思います。
だから、確かに自己責任でやるというのはすごく重要ですよね。
「あらゆる情報を全て盲信しない」ということが、すごく重要ですね。
そうですね。
しかし、このブランドン・ビックスという人が、トランプ大統領の襲撃事件をリアルな情景で当てているというところが、すごく注目されているんですよね。
YouTubeで発信をしていて、所謂劇場型で多くの人が情報を共有する中で当てている。そういうところに意味があると思います。
そしてその彼が、アメリカの経済の崩壊などを言っているわけですから、それは注目に値するという風には思いますね。
▼ジョニ・パトリの予言
それで、他にも僕も少し注目していて、やはりよく当たる人たちがいるんですね。
1人はインド占星術の大家で、ジョニ・パトリという人です。
この人も、例えばトランプの暗殺未遂事件が起こった時期などを、かねて予言して結構当てているんですね。
そして、この人の予言と実はブランドン・ビックスの予言は、結構重なる部分が多いんですよ。
彼も、「トランプの第3 回目の暗殺未遂がある。ただそれはおそらく未遂で、危機は乗り越えるだろう。」と言っているんですね。
そしてやはりブランドン・ビックスと同じように、「アメリカ経済の暴落がある。これは来年の2月までに起こる。」と言っています。
だからその意味では近いですね。ブランドン・ビックスと大体シナリオがよく似ている、という感じなんですね。
▼ウェブボット(webbot)
そしてあともう1つ。
これは、僕が前から注目しているウェブボット(webbot)というプログラムがあるんですよ。
それは何かと言うと、Microsoftのコンサルタントだったクリフハイという人が始めたプログラムなんですが、SNSにボットを忍ばせておくんですね。
そしてSNSでやり取りされた言語メッセージを、ある意味みんな盗んで、コピーをして、自分のサーバーに送るんですよ。
そしてそのサーバーは何をするかと言うと・・・。
どのような文脈で、どのような言葉の感情の値が・・・要するに、パニック度数みたいなものなんです。
どのような文脈で、どのような言葉が1番感情値が高いのか、ということを分析するプログラムなんですね。
そうすると彼が発見したのは、人々というのは、特定のシナリオに対する感情値がいきなり高いということ。要するに、パニックする度合いが高いということなんです。
それからもう1つ。何か事件が起こる前に、特定の言葉に対する感情値、その事件を示す特定の言葉に対する感情値がやたらと高いということを発見したんです。
そして、「自分たちが何を発見しているのかよくわからないけれども、発表する。」と言って、レポートを出したんですよ。この話はメインテーマであるブランドン・ビックスとは少しずれますが・・・。
彼はこのプログラムを1997年に始めて、公開したのが確か2001年ぐらいなんですね。それからずっとレポートを出しているんです。
そして、事件が起こる前の感情値が高いとは、どういうことかと言えば・・・。
例えば2001年の6月に、「ワールドトレードセンター」、それから「テロ」、「アタック」・・・そういう言葉に対する感情が、いきなり上がったんですね。
どんどんどんどん感情値が上がって、その感情値がピークに達したのが、9月11日なんですね。
それからゆっくりと下がっていって、10月7日になると感情値がストンと下がったということです。
最初はこれが何を意味しているのか、よくわからなかったんです。でも、911が起こったらそれがよくわかったんですね。
要するに、「911が起こる前に、人々がパニックし始めていた」ということなんですね。
そして10月7日は何かと言うと・・・。
「オサマビンラディンを殺す」ということで、所謂アフガニスタン攻撃が始まったのが、10月7日なんですよ。
彼らはそのレポートの中で、「感情値の高いキーワードを集めると、未来のシナリオができる。」と言っているんですね。その未来のシナリオを見ると、結構当たっているものもあります。ただ多くのものというのは、まだ実現されていないんです。
それで、当たったものは何かと言うと、コロナウイルスの蔓延であるとかですね。
「突然多くの人たちが、マスクを強制着用させられる。それに対する大変な抵抗運動が起こる。全国民的なワクチン摂取が行われるんだけれども、それに対してあらゆるところで抵抗運動が起こって、革命騒ぎになるだろう。」
そういうことを、コロナが起こるはるか以前に書いているんですね。
それは人々の集団的な無意識が、予言と言いますか、そういう事象をある程度察知している、ということで説明がつくと思うんですが・・・。
それを情報として持っている人たちがいる、ということですか?
そうです。有料なんですが彼らはレポートを配布していて、買えたんですよ。
実はその中に、仮想通貨の予想が書いてあったんです。
それは相場の予想ではなく感情値ですから、どういう仮想通貨の相場のレンジに対して人々の感情値が高いのか、ということを書いているわけですね。
それは2016年から2018年ぐらいのレポートを読むと、ほぼぴったりと値動きを予想していて、全部当てているんですね。
僕はその時に、それを別に何も意識することなく、メルマガに書いていたんですよ。そうしたら、そのウェブボットがあまりにも当たっている、ということである意味で大騒ぎになったことがあったんです。
それで自分でも、「人々の欲望を過度に刺激するようなことは、やるべきじゃない。」と思ったので、書くのをやめたんですね。
それで、ウェブボットの実現されていない、特にアメリカの将来の予測、予言というものがあるんですね。集合無意識の中で、多くのアメリカ人が共有している未来のシナリオなんですが・・・。
それはまず、例えば「地獄の夏」というキーワードです。その地獄の夏とは何かと言うと・・・。
「ドルの暴落によるアメリカのハイパーインフレが起こり、アメリカの流通システムが止まり、アメリカ経済が実質的に崩壊する。」というイメージなんですね。
それが、ものすごく細かく描写されて出てきているんですね。それはもうずっと前から、全てのレポートの一般的なモチーフになっています。それを見ると、やはりブランドン・ビックスの言っていることとよく似ているんですよね。
興味深いですね。
そろそろまとめに入らせていただきます。
今日はブランドン・ビックスの未来予言から始まり、後半の方には、人々の集団的な無意識というものの動向が、実は予言と同じように当たっている、というお話でした。
特にブランドン・ビックスの場合は、仮想通貨の暴騰、第3次世界大戦に匹敵するような何らかの衝突、アメリカの経済の破綻。この3つが起きるということでした。
どうもその3つは、アメリカのトランプ大統領の在任期間中、またはその前後ぐらいから始まるのではないか、という感じですよね。
それだけの危機的な状況があるからこそ、福音派の信心深いブランドン・ビックスは、おそらくキリスト教的な心情に基づいて神の裁きを受けなければならない、という情景をキャッチしているんじゃないかと思います。
▼ブランドン・ビックスのもう1つの近未来予言
そうですね。
だから彼は、それを否定的なこととして捉えていないんですね。要するに彼は福音派ですから、神が降臨するための条件なんだと考えているんです。そしてこれらの悪い出来事の後に、神が降臨した千年王国がやってくるというような感じで捉えているんですね。
そして最後に、実はブランドン・ビックスが最近言っているのは、この経済崩壊の後にもう1つあるんですよ。
それは、「毒性の強いウイルスによる、パンデミックがある。」と言うんですね。それは、突然発生すると言っています。これはすごく毒性が高くて、世界的に拡散して全世界で3億5000万人の人が命を失う、と言うんですね。
だから彼は、今のうちに自分の体の免疫力を鍛えて、そういう毒性の非常に強い新型ウイルスに対して免疫を作っておくように、と最近散々言っていますね。
それは、起こって欲しくない話ではあるんですが、我々はこの流行り病に関しては一度経験済みなので、全然突拍子もないという風には思えなくて、十分あり得る話だとも考えられますね。
そうですね。
やはり最近でも、新型のエボラウイルスが発見されたとか、いろんなニュースがありますけれども・・・。
これは全世界的に拡大して、どうもブランドン・ビックスの話を聞くと、やはりアメリカがこの蔓延の中心になるみたいです。
▼さいごに
なかなか今日は興味深いお話を伺ってきましたけれども、これはまた1年後、2年後ぐらいに答が出てくる話もあり、注目していきたいと思います。
特に、先ほどのヤスさんの情報で、ご自身のメルマガで発信されていたあの話は興味深かったです。すごいですね。
そのウェブボットのレポートを書いていたクリフハイ自身が、レポートの販売をやめたんですよ。
僕はクリフハイから著作権の許可を取ってメルマガに書いていたんですね。それと同時に、レポートそのものも著作権の許可を取って翻訳して、僕が出していたんですよ。
そうしたらクリフハイが、レポートの配布をやめたんですね。何故かと言うと、「自分は人の欲望を刺激しすぎて、悪しきカルマに当たった。それで癌になった。」と言うんですね。
そして「これは、自分がこういうウェブボットを使って、仮想通貨の予測なんかをやっているからだ。全面的にレポートそのものの配布をやめる。」と宣言したんです。
やはり何が大事かと言うと、心の平穏の方が大事だと思うんですよね。
いや、本当にそうですね。そう思いました。
あともう1つ。ちょうどそれを書くのをやめようと決意したくらいの時のことですが・・・。
僕はいろんなところから情報を集めますから、外系のシンクタンクの調査員みたいな人たちも知っているんですね。そして、彼らから大変な警告があったんです。
「載せるな!」「ウェブボットの正体を、お前は何か知っているのか?」と言われたんです。
「じゃあ何だ。教えてくれ。」と言ったら、「いや、それは・・・」言えないんですよね。とにかく載せるな、と。
ああ、わかります。
今のお話の経緯はここではお話しできないんですが、そのやり取りの意味はわかります。
・・・今日もまた、興味深いお話になりました。
また、今後ともよろしくお願いします。
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