【あなたが宇宙の創造主】/天日矛×市村よしなり。

あなたが宇宙の創造主

▼はじめに

日矛

皆さんこんにちは、天日矛です。

今回お招きしたのは市村よしなり。さんです。きっかけは、年末のVOICEのイベントでした。

私はその後、市村さんの本を読ませていただいたんですが、これがなかなか面白くて是非とも対談をお願いしたいと思い、今日に至った次第です。

市村さん、よろしくお願いします。

市村

はい、お願いします。市村よしなり。と申します。

もともと僕は3歳から瞑想をしたり、小学生で起業したりという、変な子供だったんです。

それから紆余曲折ありまして、ITとかいろんな会社を5社ぐらいやりながら、その中で宇宙的なメッセージについてなど、いろんなことを発信しながら本を書いてきました。

よろしくお願いします。

日矛

何がよしさんのすごく際立った、特徴的な点かと言いますと、「あなたが宇宙の創造主(クリエイター)」というテーマですね。

この本の題名となっているテーマなんですが、一般的にこの言葉の意味は「自分の心が自分を作り出している。」ということで、今の量子力学論的なところを、精神世界に落とし込んだ内容と、ぴったり合っているんですね。

よしさんの場合、ふわっとしたスピリチュアルではなく、自分の経験が生きていて、その経験をもとに語っておられるところが素晴らしいと思っています。

書籍の後ろにプロフィールが書かれているので、少し簡単に私の方からご紹介させていただきます。

未来創造コンサルタント。3歳から瞑想する。10歳の時、父親の事業失敗により一家夜逃げを経験する。小学生でIT関連の事業を起業・・・。

さらっと書いてあるんですが、相当大変な思いをしてこられたのが、これだけでわかります。今でこそ笑って、貴重な体験だと言えるかもしれないんですが・・・。

いろんな苦しい体験、人に言えないようなすごく傷が深い体験をされている方もたくさんいらっしゃると思うんですが、よしさんはそれを全部プラスに変換して、今日IT企業の関連会社などをたくさん経営していらっしゃいます。

これは、決してよしさんおひとりの特殊な能力だということではなく、まさにここに書いてあるように、「人間がこの宇宙のクリエイターである。」という視点を持った、ということですよね。

そういうことでよろしいでしょうか?

市村

はいそうですね。

▼よしなり少年の過酷な生い立ち/そこからどう這い上がれたのか

日矛

それでは、「よしなり少年の過酷な生い立ちと、そこからどうやって這い上がれたのか」について、言える範囲で構わないので、もう少し具体的に教えていただいてよろしいでしょうか?

市村

はい。もともとは、うちの親父がいろんな会社をやっておりまして、僕が幼稚園ぐらいの時はまだ裕福でした。

家にパソコンを買ってくれていて、ゲームしたいなと思って、幼稚園の時にこっそり忍び込んでやっていたんですよ。そこからコンピューターを覚え、ゲームを作ることを覚えていったんです。

ある時に、うちの親父の会社が全部倒産して、一家夜逃げをしました。昔ながらの、車1台にいろんなものを積み込んで・・・。

もともと兵庫県の方にいたんですけれども、そこから今も実家があるんですが、岡山の標高1000mぐらいの山のてっぺんに行きました。

そこで最初は雨水を飲んで、雑草を食べる系をやっていたんですが、自分でやっぱり何か稼がないといけないな、と思って・・・。

最初はカブトムシの繁殖とか、後は蛇ですね。

毒蛇のマムシを捕まえて一升瓶に入れて売ったら、一匹当たり2000円ぐらいでその当時買ってくれたんですよ。結構、いいお金になったんです。

あともう一個は・・・。インターネットがない時代でしたけれども、車でパソコンを持っていって、小屋に電気を引いてやっていたんです。

そこで、「お金を稼ごう」ということで、プログラミングをしていました。昔雑誌があったんですよ。プログラムを投稿して雑誌に載ったら、賞金がもらえるみたいな。そこで投稿して賞金をもらっていたのが、今の起業のきっかけになったと、自分では言っていますね。

日矛

いやあ、お父様が倒産して夜逃げ同然でって・・・。本当にそこで暗いドヨーンとした気持ちになるところが、それどころかカブトムシとか蛇とか・・・。

普通、都会に住んでいたら触ることさえ抵抗があるのに、適応能力が素晴らしいですね。

市村

ありがとうございます。

結構今全部それが生きていて、ありがたいなと本当に思っていますね。

日矛

一般論的なところで少し考えていくと、普通逆境とかが来たら、いろいろと気持ちが捻じ曲がったりするじゃないですか。

多分少年の時は自覚がなかったと思うんですが、今大人になって振り返った時に、なぜそれができたのかというのは、ご自分では何だと思われていますか?

市村

先ほどご紹介いただいた、「あなたが宇宙の創造主」という本にも繋がるんですけれども・・・。

パソコンでゲームを作っていた時に、実はなんか不思議な感覚だったんですよ。それが何かと言うと、ゲームを作るプログラマーがいて、それで遊ぶ人がいて・・・。

「この世界自体が、誰かが作ったゲームなのかもしれないぞ。」と、子供ながらに思っていたんですよね。

でもその当時はまだ、謎が解けなかったんですよ。それはまあ、誰か神と言われる人なのか、宇宙人なのか、一体誰なのかな?と思っていたんです。

小学生で起業とは言っても、法律上は返さなくていいんですが、やっぱり親のややこしい借金はどうしても降りかかってくるんです。

それを一部返しながら、20歳から1回僕サラリーマンになったんですね。それで3年ぐらい、自分で稼ぎながら親の借金を返していたんですが、お金がなくなって・・・。

当時アコムみたいな消費者金融から、自分でお金を20万円だけ借りたら、それがどんどんと膨らんでいったんです。もう全然返せなくなって、親の借金も膨らんでいく一方で。

もう限界までいって、「死のうかな・・・」と思っていたんですよね。

でも、最後の最後にお金が少し残っていたんで、ノートパソコンを買ったんですね。「昔やっていたものをまたやってみよう。自分で何かやってみよう。」と思って始めたことが、今に至るんです。

その時に気づいたんですよ。もう死ぬかなと思った時に。「あっ、これは完全に自分が設定していた自分のゲームだ。自分がこのゲームのプログラマーだったんだ。」と。
感覚的に腑に落ちたというか、分かっちゃったんですね。

そこからはいろんなことがあっても、「自分がプログラマーで、自分で体験するために、自分で設定してこの世界を作っているんだ。だから楽しく遊ぼう。」と思って、楽しく過ごせていますね。

▼人生はゲーム

日矛

今、めちゃくちゃヒントが出ていますよね。

これを見ておられる方の中には、今人生の中で深刻な状況に直面しておられる方も、多分いらっしゃると思うんですよ。

書籍にも書いていらっしゃる「人生はゲームである。」その感覚ですよね。

どうせ人生というのは生まれてから死ぬまでの、たかだか数十年しかない期間なわけだから、悲壮感みたいなのものを取り払って、肩の力をいい意味で抜いて楽しもう、という視点ですよね。

そういう感覚、目線、視線。私の動画では、「俯瞰視点」という言い方もたまにしているんですけれども、そういうことですよね。

それを意図せずにやってこられたというのは、やはりよしさんが、天性としてお持ちのものなんだろうと思います。

でも、これは特別によしさんだからできるということではなく、誰もがそういう視点を踏まえて生きていけば、再現性があるということですよね。「人生はゲームである。」と肩の力をいい意味で抜いて生きていけば、ということですよね。

市村

そうですね。本当に、もう最終的にはここに通じると僕は思っています。

他にもいろいろ7冊ぐらい本を出させてもらっていますが、実はこのテーマって、全然違うビジネス書の最後にも同じことを書いていて、同じことばかり言っているんですよ。

▼創造主としての実践で心がけていること

市村

けれどもこのテーマって、やっぱり実は忘れちゃうんですよね。

例えばこちらのチャンネルを見ていると、もしかしたらと思ったり、いろんな本を読むことで、もしかしたらと思ったりするんでしょうが、みんなすぐ日常の中で忘れてしまうんです。

だけど、それでいいと思っているんです。なぜならばこの3次元フィールドの、没頭するゲームだと思っているからです。

いかに没頭できるかが、ゲームを熱中できるポイントですから。それだけ忘れてしまうのは、いい世界だと思っているからなんですよね。

ただ、ある程度そこにたどり着いたり、こういう動画を見たり、いろんなメッセージを聞いている人は、おそらく一回物足りなくなってしまったんですよ。

要するに、完全なる没頭ゲームなんだけれども、ある程度体験し尽くした時に、あれっ?と言う風に・・・。

先ほど「俯瞰視点」とおっしゃっていましたけれども、僕は「創造主視点」、「クリエイター視点」と呼んでいるんです。

視点には、3つあると思っています。

1つ目は完全なるサブキャラ、「キャラクター視点」ですね。

キャラクター視点というのは、社会や、会社の上司や、学校の先生たちが言っていることにただ従って受動的に生きる、というような視点です。この世界は自分がいてもいなくても全然関係がない、と思っている視点だから、受動的になっちゃいますよね。

2番目の視点が、まさに「主人公の視点」。自分がこの世界の主人公だと思っている視点なんですけれども、ここはもうすごくいい気づきですよね。

僕も最初はサブキャラで、僕なんていなくてもいい人間だと思っていました。だけどある時、この世界の主人公として生きてもいいかな、と思って生きはじめたら、自分がやればやるほど何かしら結果が出たんです。そうするといろんなことが主体的に、楽しくできますよね。

ただ、これだけではこの世界って、おそらくほとんどの人が「無理ゲー」になっちゃうんですよ。

多分、見ている方が男性が多いんであれば、ドラクエをやったことがある人もいると思うんですよね。あとはインベーダーゲームでも何でもいいんですけれども、そのゲームの世界で言うと「無理ゲー」ってあるじゃないですか。

絶対にクリアできないゲームなんですよ。実はこの世界は、主人公のままだと絶対にクリアできないゲームなんですよね。

それだけに客観的にこの世界を分析していくと、「何でこんなことが起きているんだ。」とか、「何でこんなに不条理な世界なんだ。」とか、「何でこんなに生きづらいんだ。」と落ち込んじゃいますよね。

真面目な人ほど、世界を分析すればするほど落ち込んじゃって、もう生きる力もないぐらいになってしまいます。

無理ゲーな世界なんだけれども、「実は自分がプログラマーで、この世界を自分が作っているクリエイター、創造主だとしたら、何のためにこれを設定しているんだろう?」と考え始めますよね。

そうしたら、この世界はなかなか面白いぞ。いろんな経験ができて、いろんな悪役も出てきて、良かったり悪かったりいろいろあって、ハラハラドキドキして・・・。これは、ちょうどいい世界を設定して、うまいことできているゲームだな、というのが多分見えてくると思うんですよ。

そうなった瞬間、先ほどまでは無理ゲーで、もうこんなゲーム嫌だと思っていたんだけれども、めちゃめちゃ面白いゲームだと思えるんですよ。よくできたゲームだなと。

自分が楽しむために作ったゲームだったら楽しめるし、俯瞰できて委ねられる世界だ、という風に思えるんですよ。

日矛

今のお話は、私が結構言ってきていることとすごくマッチングしていて、面白いですね。

私がよく言っていることは、今、世の中のものすごく大きな変化が起きていて、学校教育で与えられる一方通行の学識、見識というものは、テレビの画面をつけて与えられる情報と同じように、全部受動的なんですよね。

この受動的な生き方に骨の髄まで慣らされてしまって、要するに大きな変化が起きていながら、それを我々は傍観者として見ているんですよ。

でも傍観者ではなくて当事者である、という自覚がまず必要なんです。

傍観者ではなくて当事者であるべきだよというのが、先ほどよしさんが言われた3つのステップのうちの、次のステップ。つまり「主人公の視点」ですね。

けれども当事者であるということのさらに、次のステップがあるんですよね。このゲームのクリエイターであるという立場からの視点。

この視点を持つということは、クリエイター、この場合宇宙の創造主ということになるんでしょうが、そういう立場と自分を繋ぐということですよね。

市村

そうですね。

日矛

線を繋ぐ、回路を繋ぐことによって、そちら側のクリエイターとしての「何でこの世界が起きているのか、というところの見立てができる。」ということですよね。

市村

そうですね。

日矛

面白いですね。全然打ち合わせもなく台本もなく、この辺の話は意気投合しますよね。

今、ご自身の活動としては、チャンネルの名前はどちらの方をご紹介したらいいんですか。

市村

「スターシードチャンネル」というところです。

日矛

スピリチュアル的な発信のようなイメージですが、今、極めて実践的なことを語っておられますよね。

市村

そうですね。元々が起業家ですので、自分の中で俗にいうスピリチュアル的なことをやっている意識はあまりありません。

ただ自分の中では、パソコンもそうですし・・・。インターネットが世の中に出始めた時にインターネットの事業を始めたいとか、いわゆるパイオニア、ちょっと早い段階で何かをやるのが好きなんですね。

だから今の段階としては、普通にそれをやってきたらこういう発信になったというだけで、特に変わったことをやっているつもりはないんですよね。

日矛

そういう考え方はかえって何か新鮮ですね。説得力が違いますよね。ご自身でやってこられて、変えてこられたわけだから。

今後の活動のビジョンとしては、どんな感じのものをお持ちですか?

市村

そうですね。先ほども言ったように、この世界はあなた方全員が、自分で作っていて、それは「レインボーチルドレン」にも書かれていますけれども、まさに僕も同じだなと思っています。

宇宙って結局、「ひとりひとりが作っている、それぞれのパラレルワールドに生きているんだ。」というのを感じていて、そういう意味で言うと外側の世界を見てもしょうがないかもしれないんですが・・・。

ただ、皆さんが今見えている世界というのは、おそらくなかなか凄いことになっていると思うんですよ。人類史上稀に見るくらいに大きな不条理というか、二極化といえば二極化、グローバル化していく中での大きな変化で。

そこに対して憤りを感じる人も、不安を感じる人も多いと思うんですけれども、ただ僕の中では、これこそがまさに自分が、あなたが望んでいたいわゆる「変容のタイミングなのではないか。」と思っています。

いろんな見方があるじゃないですか。例えば「2000年周期の水瓶座の時代」」という言い方もあれば、「800年周期の物質文明から精神文明への切り替わり」だとか、「200年周期の風の時代」とか、ユダヤ系の「7年周期の70回目が今年から始まる」とか・・・。

いろんな言い方はありますけれども、だいたい同じように言われているのが、いわゆる「大きな転換期である。」ということです。

それでは、その大きな転換期というのを設定したのは誰なのかと言うと、それはあなた、自分だということになるわけです。ということはそれを望んでいるわけだから、面白いことが起きるんじゃないかと感じています。

でも外側の世界でいろんなことが起きた時に、やっぱり振り回されますよね。一喜一憂して落ち込んじゃいますよね。

けれども、自分が主であるという自分軸を持つクリエイター視点であれば、その世界がどうなろうが、常に幸せであるんです。しかも逆に言うと、いろんな出来事が自分を変容させるためのきっかけ、スパイスになるんです。

映画でも何でもそうですけれども、ある程度悪役がうまいこと出てこないとストーリーが面白くないように、結構いろんなことが起きてくれているので、そこを楽しみたいと思っています。

僕は今、新しい「未来創造コンサルタント」と名乗っていますけれども、新しい未来を作るためにいろんなことをやっています。

もちろんこの発信もそうですし、本や新しいオンラインのコミュニティもやっています。あとは自然農、食とかですね。そういったものをオンライン上で作る取り組みなど、いろんなことを今やっていますんで、ちょっとワクワクしながら新しい時代を作っていこうと思っていますね。

日矛

すごくビジョンがしっかりされていますね。

今紹介していただいた「レインボーチルドレン」という本の中でも、少年琉生くんは、「各々の人たちは、各々の設定のもとに生まれてきている。」と言っていました。
だから例えばこれが映画の台本だとしたら、悪役もいれば、主人公もいれば、ヒーロー役もいるように、いろんな人が集まって、この今の世界が成り立っているんですよね。

そう考えれば、自分もひとつの設定の役にすぎないんだと、そういう感覚ですよね。それが「人生はゲームである。」という、肩の力を抜いた見方に繋がってくるということなんでしょうね。

市村

そうですね。

▼まとめ

日矛

では、ここからは今日の話のまとめに入らせていただきますね。

今日のテーマは、「あなたが宇宙の創造主」です。よしさんは少年の頃から過酷な体験をされてこられました。とても悲惨な状況でありながら、それを逞しく全部プラスに転換していかれ、今日に繋がっているということです。

それは、学びの場としての設定だったと思うんですよね。裕福なままで過ごしていたら、多分そういう機会を得られなかったということだと思います。

ということは、裏を返したら「今、もし逆境にいる方は、逆境を本当の意味で楽しむことができれば、そこからスコーンと抜けることができる。」ということになるんです。

最初は「キャラクター視点」から始まって、次は「主人公視点」。そこはまだゲームの中の視点なんですが、そこからさらに「クリエイター視点」まで持ってくるということですよね。

それは言ってみれば、「意識の拡大」なんですよね。そして意識の拡大というステップアップができるのは、今現在の我々が生きにくい世界に生きているということが、実はきっと糧となっている、ということなんです。

面白いですね。こうやって実践されている方がいらっしゃるということが、勇気づけられますよね。後に続く方のヒントになるんじゃないかと思います。

今後も目が離せない感じです。またこれを機にご縁を繋いでいただいて、何かやっていきませんか?

市村

はい、ぜひお願いします。

日矛

ありがとうございます。私はこの本をもう一回読み直したいと思います。

この本は、自分が生きている中で「待てよ。このことはこの本のこのページに書いてあることじゃないかな。」みたいな感じの仕様になっていると思います。

何かあった時にまためくっていただくみたいな、「気づきの本」として手元に置いていただけたらと思います。

今日はありがとうございました。

市村

はい、どうもありがとうございました。

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